日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

アメ横並みだった

2010年12月30日 | 町かど
             

御節の注文が今年は「プチ贅沢」という。目に見えるほど景気は良くなっていないが年末の買い物風景をこう表現されている。暮れになるとその買い物風景が必ず各社のTV画面に登場するのはアメ横商店街。あの人ごみの中で目的の品を買うのは大変だろうと同情しながら、いや、楽しまれているのかも、と思う。

そんなアメ横の様子を見るといつも思い出す。その商店街は、アメ横の人出に負けなくらい賑やかな歳末風景が見られた。正月用品は食べるもの、飾るもの、贈答品など何でもそろえることが出来た商店街、そこは錦帯橋にも近い登富町といった。

一角には公営の市場、魚に肉に野菜に惣菜に揚げ物、餅に注連飾りに活花など何でもござれだった。蒲鉾などは焼き上がりを待って買ったこともある。そんな人出もスーパーの出現とともに薄れやがて見られなくなった。そうなってもう40年近くになるだろう。

登富町商店街は車社会へ対応できるスペースがない。今は数軒の商店が開いているが、賑わったところを思わせる建物も少なくなっていく。この商店街の入口に立っている「登富町商店街」の看板の文字の赤色も薄くなり、師走の風に吹かれていっそう寂しさをさそう。

(写真:色も薄くなった案内表示)
コメント (8)
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