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5月はさわやかというが、その入りの今朝は雨で明けた。乾燥注意報は出っ放し、川の水位は低く、錦川では川の中ほどに川底を見せるところもあった。田植えに水不足、というブログも複数ある。そんな足しになるかどうか、今朝までに旧市内で30~40ミリ、山間部では60~80ミリの雨量が記録された。さわやかさもいいが、それも水あってのこと、恵みの雨に違いない。
雨が上がると新緑がよりさわやかに見え気持ちよいものだ。いわゆるGW、そのせいか街中の車も人もいつよりまばら、行楽に出かけた人が多いのだろう。東北に元気を、そんなフレーズでお出かけを呼び掛けている。いい形でつながって欲しい。
「百両の 石にもまけぬ つつじ哉(かな)」と詠まれたのは一茶。これは、百両もする、百両もかけた庭石よりもこの(もしかして一本)つつじが美しい、負けていないなあ、とツツジの美しさを読んだ句という。公園のツツジ、咲き始めもあり満開になってはいないが、カメラを向ける人も多い。
北海道にお住まいの方のブログ、5月10日頃に桜の満開予報とか。「サクラ雨」「サクラ吹雪」「花冷え」などその一瞬の風情を楽しむ…、と待ち遠しい桜への思いが載っている。雪が解け桜が咲いて春、そして初夏へという北海道。沖縄は梅雨入りした。長い日本列島の四季、夏までは南から迫っていく。
(写真:県境の橋で泳いでいた子どもこいのぼり)