日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

明け方の火事

2011年05月16日 | 生活・ニュース


朝刊を取りに玄関を出た。真っ黒い煙が勢いよくのぼっている。そう遠くない。いろいろ考えがよぎる。火は見えない。急いで2階のベランダに出る。やはり火は見えないが、煙の勢いは増している。5時半ころ。

携帯と小型のデジカメを持って煙の方へ走る。角を曲がったら黒煙が正面に見える。それに向かって小走りに駆けた。土曜日の朝ということだろうか、誰にも出会わない。

誰が通報したのか遠くで消防車のサイレンが聞こえ始めた。大きな通りに出た。川土手の向こう下から紅色の炎が上がっている。河川敷に建っている物置が燃えている。それは頑丈に作られた物置だ。というのは散歩の時よくそばを通るので知っている。

やっと1台目の消防車が到着した。目の前で何かが起きているとき、緊急車の到着を遅く感じたことはこれまでにもある。少し間をおいてから次つぎと赤色灯が並ぶ。このころになると近所の人も、遠くの人も心配そうに見に来る。顔見知りも何人か。最初に到着した消防車から放水がはじまった。

小走りに駆けた距離は歩いても1分と少しだが、それを長く感じたのは黒煙の勢いのせいだろうか。翌日の新聞、焼死体が発見されたという内容のべた記事が載った。

(写真:川土手の向こう下から上る炎と黒煙)
コメント (6)
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