「ゆるキャラ」、映像で全国各地のこれが紹介されている。わが山口県にも「ちょるる」君が各地へ出向いている。肩書きは「山口県PR本部長」という県幹部の席に位置する。昨年の全国ゆるキャラで第2位という人気を集めたので、全国区といえるかも。投票して、という官民一体のPRのお願いが成功した。1位はくまもん君だった。
ゆるキャラとは何だろう。「国・地方自治体主催のイベントや名産品などを宣伝するために作られたキャラクターのうち、姿形や名の付け方などに、野暮ったいが、のんびりとした雰囲気を感じさせるもの」と説明が載っている。確かに活動的で俊敏さは伺えない。ゆるキャラ、は「イラストレーター みうらじゅん」さんの造語で商標登録されているそうだ。
ちょるる君、ローカルニュースの映像ではお目にかかっているが、本物のちょるるを先日の市民カフェで初めて見た。子どもらとカメラに収まる姿はすっかりスターポーズで様になっている。その仕草には愛嬌はあるが、のっぺらな顔でその表情を出せないのがちょっと残念。
カメラを向けるとこちらに向かって素早いポーズ、どこからこちらを見ているのだろう。ちょるる君は「心やさしく、体を動かすことが大好き。ちょっと不思議な髪型は、人や自然からあふれるエネルギーをキャッチするアンテナ」と自己紹介している。いつか、ディズニーの舞台に上がって、あのミッキーたちと一緒に県のPR本部長役を果たしてくれるかもと期待していよう。
学生時代にバイトで縫いぐるみを着たという若い人が「あの中は大変」といろいろ話していた。ちょるる君はどうなんなだろう。県の部長だからちょるる君には秘書がつく。その秘書は通訳役も務めている。スケジュールは立て込んでいて忙しいという返事だった。県民のためガンバレ。