日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

入学式

2014年04月07日 | 生活・ニュース
 

 今日は孫の高校入学式でうれしい日。先日、入学前のオリエンテーションで受け取った資料を送ってきた。そのトップページに「『一国の良心』となる君たちへ」と題する校長の言葉が載っている。その中の一部分。

 「人間」のことをギリシャ語では「アンスローポス」と言い、これは二つのギリシャ語の「アン」(日本語では「上へ」)と「プロスオーポン」(日本語では「顔」)がつながって成り立っている言葉です。つまり、「人間」はとは「上へ顔を向けたもの」と考えていました。「上へ顔を向ける」とは、横を向いて人と比較し合ったり、下を向いて安心したり、なりふりかまわず上を向く上昇志向とは異なります。周囲を困難に囲まれどうしようもなくなったときにも上は空いているという希望、夢や理想や目標をかかげて顔を上げて自分の人生を生きるという、直立二足歩行のできる人間に許された大切な営みです。

 本校は「志(こころざし)を同じくする仲間たちの結社」です。創立者(原文は実名)は「一国を維持するのは、二、三の英雄の力ではない。実に一国を形成する、教育があり、知識があり、品性の高い人たちの力によらなければならない。これらの人々は「一国の良心」ともいうべき人たちである。本校はこの「一国の良心」ともいうべき人たちを養成する。

 そして、「幕末動乱の時代に創立者が生命(いのち)をかけて追い求めた学問への志、時代を超えて受け継がれ大切な志を、「一国の良心」である皆さんが受け継いでいかれるよう願っています」と、課題と責任を説かれ結ばれている。

 この崇高な志学の教えをどこまで孫は身に収めることができるか、楽しみにしたい。 
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