
「ジャーン」、携帯にメールが届く。送信者ごとに着信音を変える機能も備わってはいるがそんな設定をしていないので誰からも同じ着信音。電話も同じで設定、だから繋がればいい、届けばいい程度の用途。着信があると必ず携帯を開かないと送信者の確認はできない。
そんな「ジャーン」の一つ、直近は「遅くにすみません。門扉のところにタケノコ、タラノメなどおきました」という内容がSMS通信で。急いで玄関を出る。なぜかこの日は門燈を早くに消していた。段ボール箱にタケノコ、タランメ、ホウレンソウ、大根、新玉ねぎ、チシャが詰まっている。タケノコは茹でてあり、葉物は根の部分は綺麗に洗ってある。どれもがすぐに料理できる状態にして届いている。
情報をもらうのは嬉しい、中でもこうしたメールは格別で家内は大喜び。何はおいても新鮮さを保つための保存や処理をする。消費増税に絡めて増税分以上の値上がりは暗黙の了解のように定着しようとしている。野菜類もしかりだ。健康のためには野菜摂取は欠かせない、スーパーさんには申し訳ないがいただいた野菜で何食分か助かる。
届けてもらったタケノコは茹でてあるだけでなく、皮を剥がれた形もいいし見た目だけでも味の良さがわかる。若いころの経験がそう言わせる。昔はタケノコの保存方法など知らず、穫れ過ぎると粗末に扱ったこともあった。自前の畑に体育館が建ち収穫できなくなると、旬の物のありがたみがよくわかる。タケノコの季節もそう長くはない。これからは保存しておいたものを折々にいただく。感謝しながら。