日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

残り1枚の日に

2018年12月01日 | 生活・ニュース

 来年のカレンダーが複数届いた。いじわる心で4月末から5月初旬を繰って見る。当然ながら10連休の表示は無し。毎日が休日の年金受給者が現役のころを振り返れば、祭日含みとはいえ暦の上での10連休はなかった。ましてや企業に関わらず交替勤務の職場には連休すら難しい時代だった。

 そんなことを思いながら今年最後のカレンダーめくりをする。そんな日、今年何枚目かの喪中につき、というはがきが届いた。永眠されたのは40年くらい前に3年あまり机を並べた人で享年は95歳となっている。仕事はもとより、世間の常識や世渡りなど多くを語りながら教わった人で、物知りの人として知られていた。

 その人が定年されて10年くらい過ぎたころの暮れ近くと思うが、庭仕事中のその人を見かけ声をかけた。積もる話の中で年の暮れの話しになった時、新しいカレンダーに架け替えるたび、1年1年老いていく実感が強くなる、少々気弱な話に驚いたのだが、年賀状では元気な様子で、いつも激励のひと筆が記されていた。

 いま思えばやがて来るその日への備えとしての心づもりを自分に置き換えて話されたのかもしれない、とハガキに目を通し思い出す。誰にも区別なくやって来るその時はいつか分からない。誰かがその時の備えは出来ているかと先日の同期会、誰からも答えは無かった。残ろ1枚のカレンダーからいろいろ思う。
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