日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

花水木実る

2018年12月19日 | エッセイサロン

 出かけた先ですっかり葉の落ちた何本もの花水木を見上げると赤い実が枝先についている。寒風にさらされ厳しい寒さを越えた春ころに開花する。それまでにはずいぶんな時間を寒さの中で耐え抜かないといけない。そんな赤い実を見ていたら、師走の忙しさに加え、同人誌の1月発行という期限付きで欠かせない取り込み作業中の同好会代表の顔が浮かんだ。

 同人誌名は「花水木」。これは会員がこの一年の間に新聞・書籍などに投稿し採用掲載された作品をまとめたもの。平成最後となる準備中の同人誌は第13号になる。小さな同人誌、2号か3号続けば、と心配してくれた人もあったそうだが、代表のリーダーシップで続いている。欠かすことなく開く例会は今月で154回になる。

 花水木、東京市長の尾崎行雄がアメリカはワシントン市に桜を寄贈した。そのお礼として1915(大正4)年にアメリカから贈られ、その後、全国に広まったという。別名はアメリカ山法師、日本の山法師によく似ていることからついたという。ともにミズキ科というから親類兄弟の類だろう。

 紙面などへの掲載予定通知はごくまれで、紙面を開いて知ることが多い。大晦日の掲載もまれではない。代表は紅白歌合戦を観るでなく背中で危機ながらの編集もしばしばとか。そんなご苦労が実って毎年1月例会で同人誌を手にしている。さて13号には何編の掲載があるだろうか、今年は未だ残り10日もある、最新号の花水木、どんな実りをするだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする