
散歩の道沿いで朝顔(アサガオ)が咲き始め、早く梅雨明けにならないかと湿度の高い空を仰いでいる。知り合いの女性が「朝顔」とは絶対に書かない、それは広辞苑の責任という。、開いて見ると朝顔の①の意は「朝、起きたままの顔」、気持ちは分からないでもないが、いやな思い出や出来事があったのかは聞いてはいない。
遊歩道の一部に、高さが3㍍以上もあろうかという雑草や小木が重なり合って緑の壁状態が続く個所がある。以前はよく手入れされていたが、ここ数年は自然のままになっている。そんな荒れた緑の中になんとも清楚な感じで淡紅色の昼顔が2輪咲いていた。どこから飛んできたのか、花に疎い私も感動、砂漠のオアシスといった姿だ。 他にないかとヒルガオを探したが、見つからなかったので、またの日ということにした。
花に感動しても汗は出る。汗をかき新陳代謝を促す散歩も無理しない程度でコントロールしている。帰宅してシャワーを浴び、すっきりすると冷たいものが欲しくなる。たいてい冷たくしたお茶かサイダーを飲み、ひと休みする。コロナ感染を考えマスク着用で散歩しているが、結構な負担になる。人のいないところではあごマスクで息をする。
アサガオとは少し違い、ヒルガオは名前のとおり、昼間に開花し夕方にはしぼむ。晩春から秋まで長い間咲き続けこれもアサガオと違う。先の雑草の中にも白や黄などの花が雑草を押しのけるようにして顔を覗かせている。次の世代へ引き継ぐためには雑草であろうとコロナであろうと問うてはおれない。生き継ぐ力も感動する。