
観測史上2番目に早い梅雨入りだったが、昨日、県内は平年より6日、昨年より17日早い梅雨明けになった。といって安心してはならない、にわかに激しい降雨がやって来ることに注意がいるという。昨今は、人間の所業が原因という天候異変が多発、これらは観測技術の進展だけではカバーし切れないことが発生する。
今朝の紙面には早くも水に戯れる親子の姿が載っている。これだけ見ると夏到来だ。午前中所用で出かけた。真っ青な空に、入道雲になろうかとする雲のかたまりが現れた。それはまだ入道雲への準備態勢に入ったような雲だが勢いはいまいちを感じる。午後、そんな雲を何枚か撮ったので見比べていた。雷が近くでなり始めた。
まもなく旧市内北部で停電の情報。それから間もなくして雨が降りはじめた。突然、風が吹き初め、強風となって雨を横なぐりにかえた。急いで窓を閉める。雨音が変わった、見ると雹が雨と共に降っている。撮りたいが外に出れない、ガラス越しでは上手くいかない。勝手口の戸を少し開きしぶきを浴びながら雹の動画をとる。何とか雹の跳ね返る様子が分かる。
スマホの雲レーダーでは荒れる雲の中心に住居マークがある。各地のこうした荒れる様子は映像でみているが、実体験は初めてだ。およそ20分ほどの荒れで静かになり、直前の荒れ方が嘘のように青空が戻ってきた。格別がなくほっとした。「急に激しい降雨」という予報は見事に的中した。はるか南方海上に大きな雲の塊、熱低から台風への予測もある、梅雨前線が消えると台風、秋まではまだ遠い。