日々のことを徒然に

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戸車もなければ

2021年07月25日 | 生活・ニュース

 辞書で戸車は「戸の下または上下につけて、開閉をなめらかにする小さな車輪」とある。戸の上に取り付けた戸車はまだ見たことが無いのだが、どんなところでそうなるのだろう。車と呼べるほど精緻な物ではないが、容易に円滑に扉などを動かす能力を備えており、小さいからと侮れる物ではない。

 数年前に襖の開閉がぎこちなくなった。点検のため取り外すと戸車がついていて驚いた。昔住んでいた家のそれには戸車などなく、滑りが悪くなれば祖父母などは蝋を塗っていたことを思い出した。最近は戸車のつくことが普通になったのだろうか。動きがぎこちない原因は、戸車の車を被覆した柔らかい樹脂が壊れかかっていて回転が悪くなっていた。類似個所の戸車を全部交換した。

 先日から廊下の明り取り用に壁の下部に設けた半間ほどの小さな障子の動きが悪い。点検すると樹脂の小片が敷居についている。こんな小さな障子にもと驚きながら外すと、原因は前と同じように被覆樹脂が壊れかかっていた。我が家は新築から四半世紀過ぎ、あちらことらに気になるところが出始めているが、戸車程度で収まってくれることを願っている。

 家の中の小さな戸車一つが不調になっても居心地が良くない。飛躍しすぎるが、大きな組織になれば小さな一つの歯車の不調でも大きな災いの基になることは知られている。開催中のオリンピック、一番心配なのはコロナ感染対策。組織委から連日二桁の新規感染者の発表がある。どこかの歯車がぎこちなくなっているのではと思う。今夕までに阿部兄妹を含め日本は金5個と銀1個を獲得。
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