
運転免検証の更新の諸検査の時に「いつまでも安全運転を続けるために」というB5版の教本(令和6年4月)が全員に配布された。内容は「加齢が及ぼす運転への影響」がトップで安全運転のポイント、事故対応などと続き一読して損はないと思った。
そんな中で初心者、高齢者、身体障害者のそれぞれの車体につけるマーク一覧のなかに「緑色の地に黄色のチョウチョ(蝶)」を現したものがある。初めて目にするので見ると「聴覚障害者マーク」とある。警音器の一定の音が聞こえない聴覚障害のあることを理由に免許に条件を付されている運転者が運転するときは、車の前と後ろにマークをつけることとなっている。
蝶のマークを見たら、これからは接近や追い越しの時にはより注意をしなければならない。先日、視覚障害者で白杖を使われる人の投稿で知ったことがある。白杖を使用する人が、白杖を垂直に持ち上げている状態は困っているので助けて欲しいというSOSとあった。白杖の使用者は時々見かけるが、SOSの発信のあることを知り、これからの参考になった。
高齢になると自分では気づかないが身体機能は徐々に低下していく、と言われる。まあ、気づくほどの速さで低下してはたまらないが、教本を繰りながら注意点に気づく。たまには自己チェックのためにも目を通すのも安心安全運転の参考になる。仕舞い込まないで見えるところに置いておこう。
(今日の575) 運転で許せないのは気のゆるみ