岩国市中央公民館建て替えの工事がようやく始まった、建設現場外周を囲む保護柵の上部から、高い大型機器の姿が見え始めたのでそう思う。解体から更地への工事進捗はそばを通るたびに眺めていた。整地され工事開始を待っていたころ、「何で」そんな感じの記事が載った。
建て替えの設計で積算ミスがあり、入札をいったん中止したという記事。ミスの詳細は明らかにされていないが、建て替えは3カ月余り遅れる予定で26年4月の開館はずれ込むと、記事は続く。ミスは建築工事について業者から質問を受けてミスが発覚したというからお粗末。
この場所には元藩主・吉川家から寄贈されたモルタルと赤レンガ造りで大正風の図書館があった。これが解体され中央公民館が建設され、図書館も併設されていた。工事で図書館は閉じており、多くの人から不便という声を聞くが、新しい図書館に期待しようと話している。私も月に3から4回は借り出しで利用しており、早い完成を待っているひとり。
老朽化での建て替えだが、建設費は建築資材の高騰などで当初計画より30%増え約25億円になる見通しという。ここは旧城下町地域で災害時の唯一の公共避難建物、解体前は地震避難には不適だったが解消されるだろう。駐車場の大幅な拡張を願っていたが報道では44台が59台に増えるそうだが、実態に合わないのは残念だが、今は開館を待っている。
(今日の575) 新館を地域の星に育てたい