公園の広場、何か所も土が筋状に隆起しているが不連続。子どものころ畑で教えられた「モグラのトンネル」だと気づく。跡をたどって見ると、花畑の下あたりから出入りしたように思える。地下で争いが起きたのか、それとも地上の春の気配を感じてなんとなく気の向くままに掘り進んだのだろうか、年中地中の生活に切りをつけようとしたのか、勝手に思う。
モグラのトンネルを先に確かめた人がいたようだ。隆起した一か所の土が除かれていて、そこにはこぶし大の穴がくっきりと表れていた。トンネル状のモグラの通路が奥へ延びているのがよく分かった。人間がトンネルを掘るときは大量の土砂を排出するが、そんな痕跡はどこにもない。素晴らしい技能の持ち主だと改めて敬意を表す。
モグラ、漢字では土竜と書くらしい。何度か干からびたのは見たが生きているモグラを見たことはない。子どものころそれを見て「太陽に当たると死ぬ」という話しを信じたが本当はどうなのだろう。棚田を守る大事な仕事の一つにモグラとの争いがある。それは棚田の水抜けを避けるため、と手作りの捕獲器を手にしながら説明してくれた知人の棚田は急な斜面の中腹から麓に向けて幾段もあった。
モグラにまつわる昔話もいくつかある。モグラが生きていく方法、生まれた子どもを幸せにしたいなど擬人化された姿で話が進む。そんななかに地下暮らしになった一話がある。地を掘って蔵に穴をあけ穀物を盗んだモグラに「娑婆には置けない、土に潜って地の下で暮らせ」と神に言い渡され今のようになったとさ。
この歳になるまで「モグラ」を見た事が無い・・
更に「モグラ」で農産物の被害があった・・と聞いた事が
無い・・だから北海道には住んでいないのでは‥と
思っている。
我が家の菜園にはまだ雪が10cmほど残っている。
農作業はまだまだ先の事だが トマト・ナス・きゅうりの
ほか玉ねぎ・大根・白菜を作りたい‥と思っている。
北海道で見られたことがないということですが、モグラ生息の北限があるのでしょうか。
なんとなくネズミに似ていたように思います。
土中でミミズなどを食するそうです。