日々のことを徒然に

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貧を貧と富を富と

2024年02月16日 | 社会 政治

 先の衆院予算員会で岸田総理は自党の裏金問題に遺憾の意を表し、続けて「国民の義務である納税の大切さを理解した上で、国民はちゃんと確定申告して納税を」という主旨の答弁をされた。大方の見方は「裏金は雑所得として申告し納税するべき」という考えである。しかし、所属党の裏金は申告すらされていないようで、答弁への批判が起きている。

 今日からその確定申告の日、事前に済ませた人も多いことは経験から分かる。「貧を貧と思わざれば富なり 富を富と思わざれば貧なり」。これはある寺の山門横の掲示板、仏教の教えとしては分かるが、そこに達するのは難儀だ。年金収入から所得額を算出して思うのは、自由気ままに使える内容ならGDPに寄与できるのにと毎年苦笑する。

 確定申告は電子申告(e-Tax)でと呼びかけ、毎年お決まりの映像がPRされる。今日も有名人が、傍に立つ担当者の指示にしたがいキーを打ち、「簡単です」と笑顔で呼びかける。おそらく本番で庶民が「不明」の内容では申告は完了しないだろう。まずは、立法府のそれも与党議員自らが電子申告を経験して欲しいものだ。

 追徴になったことがある。それは息子が扶養家族から外れ、前年に母が病死して扶養家族が1度に2人減とった年だった。覚悟はしていたが、いざ現実になると増えた税額にいらだった記憶があるがいつの間にかなれてしまった。電子申告の前、たまには手計算で申告内容の中味を確かめて税をより深く知ることも必要と思う。

 (今日の575) 納税の義務を果たさぬ赤絨毯
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