日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

土砂の力

2023年07月10日 | 回想

 先月末から続いている梅雨前線の悪戯、今日は北九州を中心に大荒れしている。錦帯橋のすぐ上流地域でも200㍉を超えている。錦川上流の数カ所あるダムはすでに放流が続いている。「大雨のため流入量が増加、さらに増加が予想されるため放流量をさらに増加させます」と県防災メールが入る。

 水害という直接の被害、小学校高学年の時に裏山が崩落し土砂が我が家に流入、風呂とトイレを押し流し、土砂が床下を埋めてから何十年も経験していない。子どもながら、床下の土砂搬出をしたことを記憶している。床下に防空壕があった。そこに、土砂に押しつぶされた池から、押し出されながら生き延び1匹の赤鯉が泳いでいたのに驚いた。

 その土砂被害は、錦帯橋がキジア台風で流失した翌年のルース台風だった。この時、地域の人が使う臥龍橋が流失した。住んでいる地区は今でいう孤立に似た状態だった。学校には打行けず、お寺の本堂で学習した。しばらくして渡し舟で登校が始まった。

 TV中継、おっとライブで映し出される被災の映像を見ると、古い記憶と重なり被災地への思いが深くなる。進歩した土木技術で護岸は改修・整備されているだろうが、自然界はこれを超える力を持っている。それを助長しているのは人間の作り出す地球温暖化ではなかろうか。為政者は本気で温暖化抑制の政策を打ち出して欲しい。
 
 (今日の575) ハザードの画面見にくいスマホでは
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 梅雨明ければ夏 | トップ | 久々の青空 »

コメントを投稿

回想」カテゴリの最新記事