日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

お知らせ

2011年02月08日 | 地域
           

吉香公園の梅が咲き始めた。ロープウエー山麓駅横の白梅。この公園ではこの梅の木が一番早く咲き始める、と何年も思っている。今は2分か3分咲き、というところ。紅梅は数輪咲いた木が2本ほど目についた。見ごろはもう少し先になる。

「園内の梅や柿などの果実や竹の子は、お持ち帰りは禁止されています。無許可で採取すると、罰せられることがあります。 岩国市 観光振興課」と書かれた紙が黒色の閉じ紐で公園内の梅の木の枝に掛けてある。タイトルは「お知らせ」。何か急作りでそこには役所特有の威厳が抜け落ちている。

早朝、梅の実がなり始めると、長い竿で枝を叩いて実を落とす。それを採取する人を何度も見ている。早い者勝ち、誰が取っても不問、くらいに思っていた。採取はいけないが拾うのはいい、そんな風にもとれるお知らせだが、早朝監視をしない限り、お知らせは空念仏だろう。

梅と桜、梅と鶯、散り合わせのよい例えに使われる。鶯の声は聞こえなかったが白梅を撮っている人はあった。先月の寒さを置き忘れたようなこのところの暖かさ、梅も一気に咲くのでは、そんな感じがする午後の公園だった。

(写真:今年も1番に咲いて見せた白梅)



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ぼや~としている

2011年02月07日 | 自然 季節
           

このところ「ぼや~」とした天気が続いている。日本画の淡い墨絵のような風景は見る目にはそう悪くないものの、スッキリした気分を誘うものではない。雨が降るか風が吹けばこの景色は消えるという。それは煙霧という気象現象が消滅するからと気象予報士。

その煙霧は、乾燥した微小粒子が大気中に浮遊して、大気を混濁させ視程を悪くしている状態。煙霧粒子は工場から排出された煤煙、粉塵、強い風で舞い上がった塵埃などで構成される、と説明してある。

黄砂や花粉、今は火山噴火による降灰という新たな微粒子が浮遊している。新燃岳の噴煙は八丈島でも観測された。この春の花粉は昨年の数倍という予測が出されている。今に始まったことではないが、自然は人力の及ばぬ力を見せつけてくれる。

雨の降らない日が続く。錦帯橋下を流れる錦川の水位の下がりは驚くばかり。浅い川底の箇所は乾燥した大気とその顔を接している。上流のダムは貯水率20%前半、工業用水の止水制限は75%とか。煙霧を解消する降雨は少量で足りるだろうが、止水制限解除になる降雨はいつだろう。ぼや~としていていいものだろうか。

(写真:煙霧による趣あるの山並み)
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雲が流れて

2011年02月06日 | 生活・ニュース
           

ふと見上げたら、山側から黒い雲海が、海側の紺碧の空へ流れている。それはそこを侵略しているように見える。ふと、何か現世を風刺する空模様のように思えた。

南で北で日本の国土が侵されようとしている。「日本人は国境ということについて意識が薄い、いや、無いとも言える」そんな文章を読んだ。その原因は国境が海上にあるからだという。海の上には線が引けない。確かに隣の国が海を隔てたところにあり、大陸で国境を接する国々とはそれへの意識が違う。

遠く離れた中東では長年続いた独裁といわれる体制に大きな亀裂が波紋のように広がっている。中東は日本の産業、いや世界のそれに欠かせない原油の産油地域。その重要性から世界がそこでの覇権を狙っている。この地域の不安定は世界の政治・経済に影響をおよぼす。

今、流れている黒い雲は海の彼方で自然に消滅する。だから、そんなことがあったことすら思い出すことはないかもしれない。人や国が絡むとそうはいかない。厄介なことに連なる。

大きな広い空のような心を持てば解決の途が見えるのだろうか。水面を気ままに泳ぐ冬鳥を眺めながらそんなことを思っていた。

(写真:黒い雲が晴れた域へ流れ込んでいる)
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アドレスの枯渇

2011年02月05日 | パソコン講座
           

こういう事も起こるのだ、とつまらぬ感心をしている。

インターネットへ接続するためにはそこの住所を示す「IPアドレス」が必要なことはいつからか知っていた。各人が持っているそのアドレスは世界で一つ、取得は無料なのでそれほど関心はない。そのIPアドレスが枯渇する、という報道を先日から目にする。

専門的なことは理解していないが、国際管理団体の管理していた43億個のIPアドレスが底をつき、日本が所属する地域の在庫は5~8月に切れるという。その原因は中国やインドなど新興国の経済成長が利用増に繋がったようだ。IPアドレスがなければインタネット接続が出来ない。が、対応はされており、心配はいらぬとか。

そんな背景の遠因になっているかもしれないが、所属するパソコンの会ではインターネット講座に力を入れる。中山間地でもようやくネット基盤が整い始め、受講者の希望を強くなった。希望にそうべく、パソコンとネットに強い会員が新テキストを作成、まず会員対象の勉強会が始まった。

内容は「便利で楽しく使える」ネットの数々が盛り込まれている。勉強会は2、3月の例会で行われる。万難を排して出席が必要だ。

次世代のIPは340兆個の1兆倍のさらに1兆倍あり、枯渇の恐れは事実上なくなる、と報道されている。一体、何ケタになるのだろう。

(写真:まずは会員向けに始まったネット用テキスト)
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錦帯橋万華鏡展

2011年02月04日 | しっちょる岩国
           

万華鏡、感覚では分かっているが言葉では説明しにくい。「玩具のひとつ。3枚の長方形の鏡板を三角柱状に組み、色紙の小片などを入れ、筒を回しながら一方の端の小孔からのぞくと、美しい模様の見えるようにしたもの。錦眼鏡」(広辞苑)。

そんな意味を知って開催中の「錦帯橋万華鏡365 写真展」を訪れた。錦帯橋を中心にした1年間の行事や風景35枚が、整列したように展示されている。見終わると、一部と断ってあるが「錦帯橋の主な催し」に参加した気分だ。

今知られている行事や今は知られていない催しなども加えていき、365日、錦帯橋周辺の魅力を発掘し楽しんでもらう、そんなカレンダー作りをされている会の企画展、面白かった。初めてみた写真、つまり知らなかった行事も目にした。

その形や方法は違っても、郷土の魅力を多くの人に知ってもらう、見てもらう、そのために活動する人に出会えた。複数の知人も会に参加しているようだ。会場で撮影者に出会った。写真のシャープさとは違い、温厚そうな人柄だった。

(写真:錦帯橋万華鏡 365写真展の会場)
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南南東に恵み

2011年02月03日 | 生活・ニュース
           

ジャージなど防寒用の上着を脱いで小学生が下校している。後ろ向きに歩きながら友達と話しながら、縁石の上をバランスを取りながら歩く者、節分の日の日差しを楽しむような子どもらのはしゃぎに、春の近いことを感じる。今日は節分、明日は立春とこよみ通りに自然は回っている。

山陰から東北にかけては豪雪に見舞われた。映像に映し出されるその景色は「素晴らしい」のひと言、飽きないで見続ける。しかし、その裏には雪に閉ざされた生活の場を確保するための闘いが昼夜にわたって続けられている。長い列島に住んでいると改めて思う。

雪ほどではないが、この地にしては長過ぎた極寒を経験した。蘭に精を注ぐ人が「この冬の寒さに色がさえない」と少し残念そうな顔。ある人は「寒さしのぎのため幾鉢か屋内へ移した」。「寒さで餌がないのか南天、千両に十両など赤い実のことごとく小鳥にやられた」。寒さの被害は身近にあった。

ここ2、3日の暖かさはしばらく続くという予報。これからは晴れて風が吹くと花粉の飛散が強まる。一難去ってまた一難、花粉症の人には苦難の季節になる。と言いながらも春の訪れを待っている。今年の恵方は南南東、願いを込めてかぶりつく。

(写真:春を招く恵方巻きと大豆)
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掃除の仕方

2011年02月02日 | 地域
           

はたき、箒やがんぜき、雑巾など使っての掃除は何昔か前のやり方。今は電気機器や化学製品を使って手早く、見た目も光沢を発する仕上がりになる。窓を開けて空気の入れ替えをしなくても、ひと吹きでさわやかな香りを室内に漂わせる。

CMでも掃除は遊び感覚で楽しく出来る器具を使い「SOUZI」こなっている。雑巾を絞り、集めたごみを塵取りに掃き入れていたころを思い出しながら、義務や責任感でそれをやっていたころが懐かしい。

集めた落ち葉が公園隅に作られた木箱に集められている。公園全体には落ち葉を集めた掃き目が残っている。朝早く掃除された気持ちよい公園にパンジーが咲いている。機能的で楽しいそうな掃除機器も公園では役に立ちそうにない。

山裾にあるこの小さな公園、申し訳なさそうに私の足跡が浅くついている。

(写真:掃除の跡がくっきり残っている遊具周り)
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曲げたのは

2011年02月01日 | この木
           

錦帯橋の架かる錦川、それは清流として知られ中国山地から瀬戸内海へと下っていく。時には荒れくるい人々に恐怖を与えることもある。平穏なその川は流域の人々の生活を支え、地域の産業を興してきた。

この川のほとり、錦帯橋から上流には見事な竹林が茂っていた。いま、河川改修で竹林は大方姿を消した。かって竹林ごしに見える対岸は格子戸越しに見ているようであったが、今は大戸を開け広げとこからの眺めとなり風情が消えた。

そんな残された竹林の中に、腰のあたりから折れ曲がり頭を地面に接している1本の竹。曲がったあたりから根元にかけ裂けている。裂けて根から離れた片は鋭く何かを射るように伸びている。

腰を曲げた竹は青く若くしなやかさを感じる。竹が折れて裂けるほどの雪は降っていない。それほどの風も吹いていない。何の因縁でこうなったのだろうか。枯れるまでそう長い時間は必要なさそうだ。これも定めなのだろう。

立春まであとわずか、このところの寒さがやわらいだ。この竹林でタケノコが見られるのは桜の咲くころ、どんなタケノコが伸び始めるのだろう。

(写真:何かの力に曲げられた青竹)
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