日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

この一杯

2015年08月11日 | 生活・ニュース


 就寝中でも罹るという熱中症、その対策の第一として水分補給を怠るなと注意が流れる。特に高齢者へ呼びかけている。起床してすぐのコップ一杯から就寝前のコップ一杯まで、1日にどのくらい飲んでいるだろうか。出かけるとき、帰宅したとき、服薬のとき、体を動かすとき、それを終えたとき、とにかく水分補給は四季と通して量は変わるが飲むということでは変わらない。

 そんな中で夏場の我が家の健康ドリンクはゴーヤジュース。ゴーヤはスライスして冷凍したもの、氷を必要としない。バナナ、リンゴジュースそれに牛乳を適量加えジューサーにかける。ゴーヤが冷凍なので砕けるまでの音はゴロゴロガラガラと賑やか、初めての時はジューサーの故障かと惑う。

 ゴーヤ作りに何年か努力したが腕が悪いのかプランターが悪いのか不作続きで投げだした。朝市の開店を待って買い求めたこともあった。最近はすべて頂もの、といっても玄関まで届けてもらうものばかり。作り手が分かっているので安心してジュースだけでなくチャンプルなどにも変身する。ゴーヤは夏バテ防止の最強の野菜と信じ、あの苦みを味わう。

 ゴーヤは沖縄の方言でニガウリのこと。苦みは嫌われるが長寿野菜といわれるほど栄養価が高いという。血液を綺麗にすることから血圧を安定させる力がある。そのほかにも健康促進に高い効果が多数あるというが、やはり食べ過ぎはご法度だろう。ゴーヤはグリーンカーテンとして活用される。光は遮り影を作り涼しさをくれおまけに美味しいとくれば夏には欠かせない野菜となっている。
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時期外れの藤の花

2015年08月10日 | 自然 季節


 猛暑日が1週間も10日も連続する地域、日本一の暑さが何日目などマスコミの報道も尋常ではない。そんな暑さの続くある日、暑い暑いと思いながら歩いていると「藤の花」がひと房咲いている。藤棚は1辺3メートルくらい高さが2メートル半くらいの規模、小さな公園の片隅で毎年楽しませてくれる。今年の春にも房は小さいが幾つも見た。

 藤の花は春に咲くというその先入観が、これは暑さのせいで間違って咲いた、特ダネかと思いながら調べてみると「夏になると新しい枝先からまた少し花が咲くことがある」と載っている。撮った1枚を眺めると確かに新しい枝に咲いている。「少し花が咲くことがある」という表現から、珍しいことに違いない、と都合よく解釈し満足するのは単細胞人間らしいと納得する。

 茂った葉が藤棚を覆っているが、その下に空豆を平たくしたような細長いものが数多くぶら下がっている。次に咲くときの役割を担っているのかと思っていたが、これも間違いらしい。これは藤の実で、花を摘み取る時の忘れもので、実が多くなると木が弱り花は咲かなくなったりするという。花はしっかり切り取れとある。伸びた枝切りは見るが実はどうだったろう。

 何十年も前になる。勤務している石化会社のコーポレート・アイデンティティ(略称はCI)委員会の一員になったときの話。映像委託先のカメラマンと初回の打ち合わせのとき、石化について、原油から石化製品までにつて企業案内をはるかに超えた知識があり、打ち合わせがスムーズに進んだ。その知識に驚くとカメラマンは「仕事ですから勉強しました」とさらりと言ってのけた。花が綺麗、それだけでシャッターを押すのでなく、少しはその花と会話できる知識があればよりいい写真になるかも、と改めて思う。
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敗戦の記録

2015年08月09日 | 回想


 太平洋戦争の終結から70年、節目の年として幾多の行動がある。そんな中、1945(昭和20)年に昭和天皇がラジオで終戦の詔書を読み上げられた「玉音放送」について、原盤レコードの音声が公開された。これまで放送された音声はいずれも複製だったと知った。玉音放送とは「天皇の声で行われる放送。1945年8月15日正午に流された昭和天皇の読み上げるラジオ放送を指すのが一般的とされる。

 この放送阻止を図る一部の陸軍青年将校が、録音原盤を奪取すべく行動したことは「日本のいちばん長い日」の読後感として、仮に奪取されていたら今の日本の安定はない、そう思ったことを記憶している。玉音放送の時は4才10カ月、放送がどうだったかは全く記憶にない。そのころ我が家のラジオは、子どもの手の届かない高い場所に置いてあった。それでも「堪ヘ難キヲ堪へ忍ビ難キヲ忍ビ」の個所はなぜか覚えている。

 玉音放送の冒頭。「朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲ニ忠良ナル爾臣民ニ告ク」とある。これを現代語訳すると「私は深く世界の情勢とわが国の現状を考え、非常の手だてをもって事態を収拾しようとして、私の忠義で善良な国民に告げる(購読紙より)」。

 報道では、今回の玉音放送の原盤公開は宮内庁が独自に判断されたサプライズだが、両陛下の許しを得て昨年の暮れから準備されたという。今年も暑い夏になると幾多の戦争関係の史料料が掘り起こされ公開される。報道の中味には戦争を支持する資料は見当たらない。今日も、戦争に行きたくない、という若者の声が聞こえる。
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焼け石の上で

2015年08月08日 | 自然 季節

 今日からは残暑お見舞いの言える立秋、この声を聞いても急に涼しくしのぎやすくなるわけでもないが、連日の猛暑日や夏日のさなか、生活感情の中にほっとしたものを感じさせる暦の魔術だ。

 今年はある世界大会の行事で恒例の「錦川水の祭典」、通称では錦帯橋の花火大会は1週間遅れで行われる。48回というから地元ではすっかり定着、盆の帰省をこの日に合わせる家族もあると聞く。会場周辺は駐車禁止や車両通行止めで毎年大混雑する。錦帯橋から岩国駅方面行きのバス停も500メートル移動するなど、来場者は注意が必要。

 立秋は暦の上のこと、今日も昨日の夏の日ざしと変わらない。そんな日ざしを受ける河原の石は「焼け石」、いつかバイトした人の表現を思い出す。そんな暑い中、花火と屋台の準備が進む。大勢の喜ぶ人の顔が見られるから耐えて出来る、というのは先のバイトの人。親戚の子も毎年やって来るが、花火より屋台が印象に残っている。

 庭先で花火見物を楽しんでいたが、最近、近所で新築が続きもっぱら有線TVの実況中継、いやLIVEにお任せ。画面から一呼吸遅れの音に臨場感を感じている。今年はどんな6000発が夜空を飾るのだろうか。 
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30万光年四方

2015年08月07日 | 自然 季節


 これまで天体望遠鏡も覗いたことはないのに、何故か天体というか宇宙の話になるとよく理解は出来ないが、無限の広い空間を思い浮かべ興味が湧く。最近では、NASAが2006年に打ち上げた、人類初の冥王星を含む太陽系外縁天体の探査を行う無人探査機が冥王星に接近、鮮明な写真を撮り地球に送信し、その解析が進んでいる。別の観測では1400光年かなたに地球のいとこ星らしき惑星も発見された。

 今回の驚きは地球から1200万光年ほど離れたところにある渦巻銀河「M81」と、その周辺の衛星銀河を広範囲に観測したという。これまで存在が知られていなかった若い星々が、M81の周辺に広がっていることが分かった。「これによりこの銀河の詳細な構造を分析でき、形成の過程が明かになる」と広島大の教授。

 他にM81に隣接するM82とNGC3077と呼ばれる銀河も観測出来た。この観測はハワイ島のすばる望遠鏡に設置した巨大デジタルカメラを使ったという。そのデジタルカメラは高さ約3メートル、重さ3トンの筒状で三つの銀河を含む30万光年四方を観測、これは世界初という。誕生から5千万年ほどの若い恒星が各銀河の周辺に広く分布していることが観測された。

 すべての値が超大過ぎて理解できないが、これまで見えなかった新しい宇宙の謎が解明されていることは素人にも分かる。人間が何世代かけたらたどり着けるかも分からない宇宙のことが、住んでいるこの小さな地球の今にどんな幸せの星を届けてくれるのか、いつも最後は子どものような思索で終わる。
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川の流域の生物生き延びて

2015年08月06日 | エッセイサロン


2015年08月06日 朝日新聞「声」掲載

 国の名勝、錦帯橋で知られる錦川の流域にすむ野鳥をテーマに、写真展が開かれた。私は、流域の自然の豊かさに目を見開かされる思いがした。

 撮影地域は、錦川の源流から瀬戸内海に至る100キロ余り。作品は、野鳥の美しさだけでなく、生息環境や野生ならではの生態も捉えているのが印象的だ。

 ブッポウソウがトンボを捕らえ巣へ向かう連写、アカショウビンが抱卵している穏やかな姿。人と変わらぬ親子愛を感じさせる。

 錦川の支流で撮ったというオシドリ300羽が群れる1枚は、自然環境が保たれている様子がみてとれ、うれしくなった。カワセミが羽ばたき空中に浮く姿は、羽の色彩が美しく溶けあい、まるでアニメの世界から飛来したようだ。

 野鳥たちに共通するのは、油断のない鋭い目。野生の力強さを感じさせる。撮影者の写真家からは「何時間も待機して撮った1枚ばかり」と聞いた。

 野生生物の減少が各地で危惧されている。錦川も上流で新たなダムを建設中だ。川の流域の生き物が生き延びて欲しい。そう思いつつ、帰路についた。
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セミ獲り

2015年08月05日 | 自然 季節


 ニュースは朝から熱中症注意を呼びかける。数日前に「元気よ」という声は聞いているが、孫の住むところは連日、猛暑日の気温と全国ニュースで流れる。

 数人の男の子らが同じような虫捕り網を持ち、首に虫籠を掛けて桜の木を見上げながら移動している。声を掛けると籠を覗かせてくれる。一番小柄な子を除きその中ではセミ数匹がもがいている。桜の木の葉は茂っていて鳴き声の数ほどセミの姿は見えない、そう言いながら桜の木を移動している。報道では出合えない昔懐かしい様子を眺める。

 そんな子らを見ながら、自分があの頃に老いることなど思ったこともなかっただろう。しかし、願いもしないのに時間はいつの間にか60歳の定年にし、やがて後期高齢者にしてしまう。これからも途絶えることなく時は刻み続ける。老いに向かうことは止められないが、心身を老け込ませないための情報は世の中にあふれていて、どれを選ぶか惑う。

 論語に「三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命をしる、六十にして耳順がう、七十にしてこころの欲する所に従って矩を踰えず」とある。思いのままに動いても「矩を踰えず」の歳に達している。だが耳順がう(みみしたがう)を超えていないことを反省せよとセミの鳴き声が諭す。
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暑さの測定

2015年08月04日 | 生活・ニュース
 
 交差点の信号待ち、「言うてもしようがないが暑いですのう」そう話しかけながら首周りの汗を拭う同年配くらの男性。その人の頭髪は羨ましいほどふさふさ、直射光を受けヒリヒリする我が頭皮に比べればその暑さは穏やかでしょうと思いながら、異常な暑さについて短い会話をする。立秋は数日先だが暑いの2字が姿を隠すのはまだまだ時間がかかりそうだ。

 同じ暑さでも暑さに敏感か否か、歳や男女差でも表現は変わる。気温とは大気の温度。気温は木々、建物などといった局地的な構造物の影響を受けやすい。したがって、開けた平らな土地で近くに木々や建物などの障害物の無い場所が望ましい。地面には芝生などを植える。傾斜地や窪地は避けることが望ましいという。都心の観測点を映像でみて納得した。

 市内の北部の盆地で真夏日が連続している町を所用で訪問した。クーラーの効いた部屋での用事が終わり外に出るとサングラスが無いと目が痛い感じ。車載の温度計は40度、熱中症注意の呼びかけが聞こえる。道路にも各所に気温が電光表示されていて、暑さ対策の目安になる。今の気象データーは電気式計測器で測定され瞬時データー化される。

 測定といえば小学校の校庭には百葉箱があった。木材で作られ白色に塗られていてそれは地面から1メートルくらいの高さにあった。高学年になって当番で観測した記憶は残っているが、その内容は覚えていない。ただ、バイメタル温度計が頭の隅に残っているが、実際に備わっていたか定かでない。残っていれば骨董品として保存して欲しい。
 
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期待外れ

2015年08月03日 | 生活・ニュース


 夕方のこと、いつものようにアサガオなどに「暑いのにご苦労さん」と水やりをしに庭に出る。西の方角の空に黒い雲が広がっている。辺りは急に薄暗くなり始めた。夕立で暑さが少し和らぎ花の水やりは免除されるなど期待を込めて見上げる。だが、最近の夕立は質が悪く強風に集中豪雨、時には雹を降らせるなど、災害含みでやって来るからちょっと心配する。

 見ていること2,3分、自然界の誤操作だったのか、黒い雲はすぐに散り散りになり、青い空が顔を見せた。見ていて損をした、黒い雲に雨を期待したのは私一人では無かったと思うが裏切られた。水やりの暑さがいつもより強かったのは気のせいだろうか。 

 期待、「将来その事が実現すればいいと、当てにして待ち設けること(広辞苑)」、活用例に「期待を裏切る、期待に添う、成功を期待する」など、普通に日常会話で使われる言葉が載っている。裏切るは期待を掛けた当人に向いては言いづらい、添うは期待されることを知って応えるとき、期待するはよい事が実現することを願って励ます。

 家族にも口外しないで秘かに期待して待つのは投稿の掲載。拙文の投稿を初めて9年目、何編くらい投稿したかは記憶にないが、パソコンには記録が残っている。未掲載分とこのブログの駄文をまとめ拙文集としてなら何冊かにはなる。仮にそう成ったとしたら拙文集にもならないとして期待を裏切ることだろう。
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アサガオも熱中症か

2015年08月02日 | 生活・ニュース


 梅雨明け前の暑さはムッとする湿った暑さだった。それが開けると太陽が照りつける暑さに変わる。夕方のニュースのトップは最高気温の話題から入る。それは関東地区中心の暑さ情報だが、地方の暑さも相当なもの。知人が「公共施設で暑さをしのいで」というPRに応じ出かけた。ところが空席はなく立ちづめになるので早々に引き返した、と話す。「電気料金が怖い」という会話に暑さの程度が分かる。

 熱中症での搬送者は全国で1週間に7千人とも8千人ともいわれるがその半数は65歳以上の高齢者という。このところの暑さ、異変が起きなければいいが。A地点の平均気温は31度、今日の最高気温は35度。B地点の平均気温は34度、今日の最高気温は36度。熱中症の発生数予想ではA点が多くなる。平均気温と最高温度の差が開くほど熱中症になりやすいことがデーターに出ているという。そういう意味では平均気温にも注意が必要になる。

 熱中症は昼間だけでなく就寝中でも起きる、ということは一日中気が抜けないことになる。就寝前のコップ一杯の水分補給が有効といわれる。熱中症対策ではないが1年中、就寝前に水分補給を初めて20数年になる、そのお蔭か患わずに来ている。就寝前の水飲みは別の心配ごとの種になる。
 
 夏の花の一つアサガオ、こう暑くなると日ざしを受けないように葉をちぢめるのか萎れた姿になる。植物にも熱中症があっても不思議はないだろうが、人間のようには手当はできない。半日陰で育てる、動かせるなら午後は日陰に移動、地植えなら遮光ネットで日当たりを防ぐのが良い、という。どの対策も無理なので土の表面が乾燥したらたっぷり水を与えている。今のところそれで生きかえり、毎朝、元気に咲いてくれるから有り難い。
 

 

 
 
 
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