a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

久留米市城島町内小学校合同公演

2010-12-03 00:54:49 | 旅公演
12月1日―2日


これは、今年から始まったホール公演ヴァージョン。
全校に見せたいということで、
担当の先生と相談し、折衝を重ね、
2ステージにすることにしました。
なんとなく、いつも体育館で仕込んで、
日常の空間が変わるおもしろさを楽しんでもらっていたんだけど、
それとはまた、別の楽しみ方だな、と思った。
子どもたちに歌や口笛で参加するシーンも、
これまでの参加より、
やはり距離を感じた。


その反面、
鑑賞するには適しているともいえる。
あたり前だが、
鑑賞するためにあるのが劇場であり、
そこで観る芝居が、悪いはずがない。
2回とも、敏感な反応で、
ちょっと芝居慣れしていない無邪気な反応が返ってきた。
暗転のたびにわざと騒ぐのも、
慣れてないせいだとも言える。


正直、精錬された、
マナーの良い態度とは言えないが、
ある意味解放されて、自由な態度見ることができるのは、
それはそれで悪くない。
旅の途中で、
こういう趣向の違う公演が入るのは、
僕らとしては、慎重になり、
初心に帰れるので、悪くなかった。
いわゆる学校公演とも味わいが違うが、
会場条件が変わる場合、
公演スタイルのも変えてよいといいなぁ。
ホールのときは、ただ純粋に芝居を見る。
それも悪くないと思った。