a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

熊本市立御幸小学校

2010-12-09 01:56:13 | 旅公演
12月7日―8日

このシリーズ最終公演にして、
最大の難関。
体育館の条件は悪くないのですが、
翌日が午前開演のため、
ほぼ全仕込。
つまり、
全仕込→公演→バラシ→全仕込、
と言うフルコース。
日程をひっくり返しておけばよかったなぁ、
なんて今さら言ってもしょうがない。

学校に着くと、
大勢の大人たちが!!
これには助かりました。
降っていた雨も急に小ぶりになり、
あきらかに、日ごろの行いが良いとしか言いようがありません。
先生と保護者の皆さんのお手伝いのおかげで、
スムースに仕込みをスタートさせることができました。


公演は、やはり低学年の子が歌をがんばり、
高学年の子は芝居をじっくり見る、
という感じでしょうか。
大雑把に言ってしまえばそうなのですが、
観に来てくれた近くの子ども劇場の方と終演後に話しましたが、
1年生から、こんなに集中して観ていたのにびっくり、
とのこと。
思った以上に、前の方にぎっしり子どもたちがいたので、
そんなにたくさんの子たちが、
静かに鑑賞していたのに少し驚いていました。
でも、
確かに600人クラスの学校だったのですが、
みんな集中して観ていたし、
何より実は、
途中でトイレに行く子がすごく少なかったのに、
内心びっくりしました。
終演後の6年生の子のお礼の言葉も、
子どもながらにも何だかあったかくて、嬉しかったです。






午前開演だったので、
お手伝いの子たちがお昼食べて1時間くらいしてからくる、
とのことだったのですが、
ずいぶん早くから来てくれて、
楽しく手伝ってくれました。
最終日だから、
ゆったりこちらも構えていられたし…。
先生方も一緒になって手伝ってくれて、
予定より早く終了。

学校を出る前に、
簡単にですが、お疲れ様をして、
それぞれの帰路へ。
トラック班はフェリーに乗るため新門司へ。
研究生のつるちゃんは、鹿児島へ帰省。
そのほかのメンバーは熊本空港へ。
旅の直前から舞台監督が交代したり、
何かと予期せぬことが起きましたが、
無事、終了です。

この作品、追加公演も決まりました。
年明けて、ワークショップ、
3月に5ステージ、熊本と長崎を再訪します。
それが、本当にラストの公演になります。
最後まで、もう少し。
一人でも多くの子どもたちに出会いたいと思っています。