a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

揺れるについて

2020-02-22 12:23:04 | 稽古場ブログ
稽古場からです。

こんにちは、小田勇輔です。

今、いろんな事を試しながら稽古を進めている状態です。
毎回ドイツの作品は、独特だなぁ!と肌で感じます。
今回の「揺れる」もその独特だなぁと感じてしまう作品のひとつです。

この作品のすごく面白い所は、役が無い所。というよりは、役名がない。と言った方が正しいのかもしれません。
ある意味、自由に作って良い作品だと思います。
毎回稽古では、前に進んだり、かと思えばまたまた振り出しに戻ったりと、まるで迷路に迷い込んだような気持ちにいつもなってしまいます。

物語にYouTubeやゲームにスマートホンが出てきます。
YouTubeやスマートホンが世の中に出てきてから、世界がガラッと変わった気がします。わからない事を調べたり、聴きたい音楽も聴ける。観たい映像や映画がみんなスマホで観られるなんて…ある意味世界を震撼させてるなぁスマホとYouTubeは。と思うのは僕だけでしょうか?


「揺れる」をドイツ語で言うとBebenと言います。「揺れる」と言う意味もありますが、元々は「震動」という意味だそうです。その意味を知ってから、この「揺れる」という作品の見方が変わりました。

これからどんな風な劇になっていくのか、楽しみであります。

3月25日から3月29日の舞台。

ご期待ください。