まあさっさと正常化してしまえば話は進むのにと

朝鮮日報 【コラム】器が小さい日本の文化庁 2018/09/24 05:08

「ところが今、日本の文化財の世界にも、同様の「器の小ささ」が広がっている。この1年間の大阪研修で知り合った関西の博物館関係者は「今の雰囲気は最悪だ」と言った。「対馬の仏像」による日本国内の反韓感情が深刻なためだ。韓国の窃盗犯たちが対馬から高麗時代の仏像を韓国に持ち込んだが、これを忠清南道瑞山市の浮石寺に引き渡すよう命じた韓国の裁判所の判決に基づき、現在まで日本に返還されていないというのが事の発端だ」

「特に高麗建国1100周年を迎えて今年12月に開催される予定の「大高麗展」がこの直撃を受けている」

「多くの名品が日本にあるため、日本側の協力が緊要だ。しかし、一部の寺や私立博物館は窓口すら閉ざし、国立・市立博物館も「日本の重要文化財に指定されている最上級の名品は貸せない」と難色を示している」

　そりゃそうだろう。2ページ目にいうように

「対馬から盗まれた仏像は今からでも返すのが当然だ。略奪について確証がないのにもかかわらず盗品を返さないがために」「所蔵者個人の意志ではなく、政府が上から」盗品を返さないという態度であるため―裁判所の無茶な判決を追認し続けているというわけで、そりゃあ盗まれた側とそのお仲間としては、盗人とそれに通じた者たちに警戒するのは、そりゃまあ。

「高麗漆器は日本の重要文化財である前に高麗の遺産であり、子孫である韓国人たちには鑑賞する権利がある」ので、日本に来て鑑賞する分には機会は開かれているわけなので、まあ特段問題はない。韓国人であるが故に博物館への入館を禁じられていたりすれば別だが。

「たった1つの判決を口実に正当な文化財交流まで妨害するのは、問題をさらに大きくするだけだ」、だからさっさと盗品については返してしまえ、と思うんだがどうなんだろう。