空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

議員に対する手榴弾テロ発生

2009-12-19 17:34:19 | ソマリア関連
 でまあ。アルシャバブが爆発物処理の専門家を忌避したり議会がモガディシュで再開されるとか報じられた直後に議員たちへの爆発物によるテロが起こるのは偶然だろうか(反語)という感:

Garowe Online Grenade attack injures two Somali MPs Dec 18, 2009 - 12:36:04 PM

 Munaホテル―大統領官邸近くにあるホテルのなかで,滞在していた議員たちに対する手榴弾テロ。2名負傷。治安部隊による捜索が行われる。


 …まあその,手榴弾テロはアルシャバブにアルカイダ系の人材がのさばる(推定)以前の伝統的手法とは言えまして,今回のテロの背後関係は不明。アルシャバブであれば,もっと殺意が確定的であるのが通例ではあります。具体的にいって先日のShamoホテルの件のように。

 であればこそ,Shamoホテルについて,『暫定政府の内部抗争の結果では?』とする向きが事実上存在しないのであろう。―こんな寝ぼけたこと考えてるのは,実際上,いない。アルシャバブは自勢力側の犯行であることを知っていようしな。

 まあそんなわけで,手榴弾テロはまだしも在来勢力の犯行の可能性があるかなと言っておくことにします。まだしも,だけど。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アルシャバブは地雷除去団体... | トップ | 雑感・記事メモ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ソマリア関連」カテゴリの最新記事