大学の研究室のような貧弱な立場だと、起死回生に賭けたくなる。技術でも、技術以外でも、どこに桶狭間があるのか? 企業から大学に移ったら落ち着いて研究できるなんて、たぶんうそ。吹きっさらしの背水の陣が普通だもの。絶壁まで追い詰められて、挽回できるかどうかで、次の10年が決まるだろう。
— 竹内健 (@kentakeuchi2003) 2018年7月2日
大学もまあぴんきりで、恐らく研究してナンボという大学では上掲の如くだろうが、「教育が主任務」を看板にしているようなところで…資格の縛りが薄い・ないようなところだと…という疑いはある。
#AcadeMee_Tooアカデミックのポストが減れば減るほど、ポストの獲得に教員のコネがものを言うようになっていくし、運営費交付金が減れば減るほど、研究室の運営が教員個人の獲得する科研費に依存していくのでやっぱり国立大学からカネを絞れるだけ絞る今のやり方もアカハラを助長している気がする
— おくしもろん (@oxymoron_hy) 2018年5月9日
…私の態度がデカすぎるんじゃないかというのは、まあ…。しかしなあ、研究費がおりてこないと活動に難が出るので、科研費が来ない年はそりゃあ多少意気は消沈するわけですよ。しかし論文は書くが。そうした態度が、科研費なしが通常状態である人たちからどんなふうに見られるのかというのは、まあちょっと思うところはある。仕方ないとも思うが。
僕の観察と省察によれば、人間は一番得意なことで滅びる。大したことは言ってない。剣術使いはたくさんの剣術使いと出会うので、惨殺される可能性が剣術使えない人より高いというだけのこと。ただし、「惜福」という古の知恵があって、例えば言葉で生きてきた人間が言葉で滅ぼされない生き方もある。
— オッカム (@oxomckoe) 2016年5月1日
してみると私は研究で死ぬのだろう。
では死なない方法はどうか、と考えれば、ある種の同僚の姿を思い起こせばよい。「研究しない」という選択肢を選ぶのだ。発表しない、論文を出さない。これなら、発表したデータが間違っていて…だなどという失態はありえない。
しかし、一応仮にも職務として研究することになっているのではないか?という問いには、”条件が見合っていない”と言えば良い。
実験系だから機材がないとできない、機械は一台1000万から、しかも数台ないとそもそも話にならない、ここには一台もない、だからできない―試薬がないとできない、試薬は一本1万円から、基盤の校費では学生の実験用試薬を用意することさえしかねる―制度が悪い、文系に研究費を割り当てているせいで理系研究者への割り当てが相対的に減る―一般教養の所属だと…学務が多い…部活の指導が…。
しかしまあ、出身研究室(おおむね旧帝大の)と同様の機材など、そもそもその辺の地方校にあるはずないのである。仮にたまたま昔、予算が潤沢だったことがある部署でも、時代の流れとともに機材は陳腐化するだろう。だからいずれにせよ、努力の量の幅は非常に大きいであろうとはいえ、だれしも「研究室を立ち上げる」必要がある…はずなのだ。
…でまあ、できた人と、できなかった人と、構想だけは立派だなという人と、実践の「じ」の字もないようですがねえという人と…いろいろいるわけだ。
思うに、就職したことで本質的には満足してしまえた向きがあるものなのだろう。
ビッグクラブ移籍はゴールじゃない、そこで試合に出続けて結果を残すことのほうが大事なんだよ、試合に出られないんならその移籍意味ないよね、という意見はけっこう少数派なんだよねえ
— ryozo18 (@ryozo18) July 3, 2013
まあうちはビッグクラブではないが、それでもゲームに出場し続けることはできる。
僕は昔の地方在住だったので小中高は全部最寄りの公立高校。小中までは猛獣の檻の中にいる感じでしたが、社会勉強にはなりました。これが高校になると大きく変わります。せいぜい馴染めな生徒が冬に裸にされて雪原でカチカチの雪玉ぶつけられるくらい。研究者になる人々は名門高校出身だから無縁です。
— オッカム (@oxomckoe) 2018年11月14日
私の出身高校は偏差値40-43といったところで、学生から「…どうやってモチベーション、保ったんですか?」「どうやって勉強したんです…?」と、驚愕の表情で聞かれるレベルである。「バカだったんですか?」という発言もあり、おいちょっとおまえ言葉を選べ、という気も、多少。いやだって家から近かったんだもん。
ともあれ、それはもう、研究室内でもぶっちぎりの低偏差値校出身であり、現場―職場―においても同様である。
#逆AcadeMee_Too なるものが流れてきたけれど状況が違いすぎてもはや皆さま妄想上のお花畑を書いていらっしゃるのでは?現実じゃないよね?これ?としか思えないかなしみ。
— Kinon (@kinon63) 2018年5月9日
私の出身研究室は、お花畑とまではいかないにせよ、よいところだった。
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