昨日のメモでは否定的見解を採ったのですが(「和平のための会談は進行中である:ソマリア」…裏取りなしでPressTVの報道を信じるほど能天気にはなれない),Baidoaに勢力を張ったアルシャバブのスポークスマン,Abu Mansurは本当にモガディシュを訪問し,新大統領Sheikh Sharifと会談した可能性があるようです:
Garowe Online Al Shabaab spokesman 'meets' Somalia president: reports Feb 9, 2009
未確認情報ですが,武装トラックと護衛を引きつれ,Muktar Robow "Abu Mansur"はモガディシュを訪れ,大統領官邸で秘密会談を持ったというのです。尤も,Radio Garoweは独自にはこの情報を確認していないと付言してはいます。ですが,最近の声明では直接Sheikh Sharifの政府を攻撃してはいないし,HornAfricの記者殺害でも距離をとった意見を表明しているというわけです:
Garowe Online Somalia: Al Shabaab distances itself from radio director's assassination Feb 4, 2009
「我々(アルシャバブ)はSaid Tahlilを殺してはいない。彼は友人であり,公衆のために働く人物であった:とAbu Mansurは語る―加えるに,アルシャバブはperfect groupではない,と。
含みを持たせた発言の裏には,政府側との交渉の余地を持たせていたのかもしれないですね。Abu Mansurは旧UICでは防衛副長官なる肩書きをも持っていたようです。UICの元の同僚がトップに立った政府となら―交渉の余地はないでもない,のかもしれない。
他方,Kismayoのアルシャバブ広報Yakubは堂々宣戦布告してます。
…なんでAbu MansurたちがBaidoaを取ったか。勿論,エチオピア軍撤退後の混乱を避けるため,一定の暴力組織がなければ困ります(―アルシャバブはBaidoa奪取後すぐ,ほんの数時間の暴力組織の不在の間に行われた略奪について,物品を返すよう市民に呼びかけました。[制御された]暴力組織の存在と平和な市民的安寧は両輪の如きですねぇ)。流浪の暴力集団としては根拠地が欲しいのは間違いないでしょう。
…でも,政府との交渉材料として,『一定地域の実効的支配の実績』を作り出そうとしたのかも,知れないですねぇ。
思い返せば,バイドアのアルシャバブは暫定政府要員たちを殺害してはいない。無論,キスマユだって,政権奪取直後は粛清に走っては居ませんでしたが―バイドアのアルシャバブは,もしかしたら,真っ当な統治をしようとしていたのかもしれない。…無駄に空港とかの名前を変えるなんてこともまだ聞かないし…。
なお,Shabelle Media Network伝えるところでは:Hawiye elders say mediation efforts going well Posted: 2/10/2009 6:47:00 AM
"The political spokesman of Hawiye Traditional Elders, Abdulahi Hassan Abukar Dhere said the leaders of a newly formed coalition of Islamist groups known as Hizbal Islam (Islamic party) has accepted their mediation efforts ... Hassan Mahdi, the spokesman of Hizbal Islam said they have welcomed the mediation efforts of the elders and talked the elders about many things"。Sheik Omar Imanの威勢のいい声明とは裏腹に,ハウィエ氏族長たちの努力は一定の実りを挙げつつあるようです。
この2年間で,今が最も和平への希望に溢れた時期である,そのように思います。
あとMv Fainaが2月12日以降,モンバサに入港,武器を荷降ろしして基地に納入,それはメディアに公開されるという話:
Shabelle Media Netowrk Kenya says freed MV Faina to dock on Thursday Posted: 2/10/2009 5:48:00 AM
エチオピアで地元政府関係者+ソマリ長老等が乗った車が道路埋め込み爆弾で攻撃され,13名死亡:
Shabelle Media Netowrk Land mine kills 13 people in Ethiopia Posted: 2/9/2009 1:25:00 PM
Wardherなる地区でのこと。
Garowe Online Al Shabaab spokesman 'meets' Somalia president: reports Feb 9, 2009
未確認情報ですが,武装トラックと護衛を引きつれ,Muktar Robow "Abu Mansur"はモガディシュを訪れ,大統領官邸で秘密会談を持ったというのです。尤も,Radio Garoweは独自にはこの情報を確認していないと付言してはいます。ですが,最近の声明では直接Sheikh Sharifの政府を攻撃してはいないし,HornAfricの記者殺害でも距離をとった意見を表明しているというわけです:
Garowe Online Somalia: Al Shabaab distances itself from radio director's assassination Feb 4, 2009
「我々(アルシャバブ)はSaid Tahlilを殺してはいない。彼は友人であり,公衆のために働く人物であった:とAbu Mansurは語る―加えるに,アルシャバブはperfect groupではない,と。
含みを持たせた発言の裏には,政府側との交渉の余地を持たせていたのかもしれないですね。Abu Mansurは旧UICでは防衛副長官なる肩書きをも持っていたようです。UICの元の同僚がトップに立った政府となら―交渉の余地はないでもない,のかもしれない。
他方,Kismayoのアルシャバブ広報Yakubは堂々宣戦布告してます。
…なんでAbu MansurたちがBaidoaを取ったか。勿論,エチオピア軍撤退後の混乱を避けるため,一定の暴力組織がなければ困ります(―アルシャバブはBaidoa奪取後すぐ,ほんの数時間の暴力組織の不在の間に行われた略奪について,物品を返すよう市民に呼びかけました。[制御された]暴力組織の存在と平和な市民的安寧は両輪の如きですねぇ)。流浪の暴力集団としては根拠地が欲しいのは間違いないでしょう。
…でも,政府との交渉材料として,『一定地域の実効的支配の実績』を作り出そうとしたのかも,知れないですねぇ。
思い返せば,バイドアのアルシャバブは暫定政府要員たちを殺害してはいない。無論,キスマユだって,政権奪取直後は粛清に走っては居ませんでしたが―バイドアのアルシャバブは,もしかしたら,真っ当な統治をしようとしていたのかもしれない。…無駄に空港とかの名前を変えるなんてこともまだ聞かないし…。
なお,Shabelle Media Network伝えるところでは:Hawiye elders say mediation efforts going well Posted: 2/10/2009 6:47:00 AM
"The political spokesman of Hawiye Traditional Elders, Abdulahi Hassan Abukar Dhere said the leaders of a newly formed coalition of Islamist groups known as Hizbal Islam (Islamic party) has accepted their mediation efforts ... Hassan Mahdi, the spokesman of Hizbal Islam said they have welcomed the mediation efforts of the elders and talked the elders about many things"。Sheik Omar Imanの威勢のいい声明とは裏腹に,ハウィエ氏族長たちの努力は一定の実りを挙げつつあるようです。
この2年間で,今が最も和平への希望に溢れた時期である,そのように思います。
あとMv Fainaが2月12日以降,モンバサに入港,武器を荷降ろしして基地に納入,それはメディアに公開されるという話:
Shabelle Media Netowrk Kenya says freed MV Faina to dock on Thursday Posted: 2/10/2009 5:48:00 AM
エチオピアで地元政府関係者+ソマリ長老等が乗った車が道路埋め込み爆弾で攻撃され,13名死亡:
Shabelle Media Netowrk Land mine kills 13 people in Ethiopia Posted: 2/9/2009 1:25:00 PM
Wardherなる地区でのこと。
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