空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「檻の中」の喩え

2018-11-23 20:49:55 | Weblog


「オッス! オレ、北朝鮮! 将来的には核弾頭を詰め込むミサイルを試射するけど、別に日本を狙ってるわけじゃなく、アメリカを狙ってのもんだから、心配しねえでくれよな! 弾道が不安定で、まちがっておめぇの国土に落ちるかもしんねえけど、わざとじゃないから悪くとらねえでくれよな! それに安心だぞ! まだ核弾頭はつけてねえしよ!」

 …うん。猛獣は、直接は日本を狙ってきているわけではないかもしれません。北朝鮮を猛獣扱いすると、怒り出す人がいるかもしれませんが。

 ともあれこの見解からすると、”日本に米軍基地があるから、狙われる可能性が発生する”という結論になるでしょう。
 さて




 とまあ、米さんを追い出すと、いろいろ自力で対応せざるを得ないことに。
 国際ニュースを見てれば3秒くらいで反証らしきものが出てくる程度の話なのに、まあ不思議な思想のひとはいるものではある。




 なので、適宜コントロールをしていきましょうねーということで、そのコントロールの仕方の問題ということに。

 私としては「よーしよし、ライオン君。君は毎日、一朝事有るときのために訓練してて、えらいねー。よーしよし、ほらっ、ボーナスだぞっ☆ よしよし、僕と君とは仲良し、オーケー? …よーし…何事もなく引退の時期まできたかライオン君はこっちか、よし、君にはえらいえらい勲章とかあげちゃうぞっ!」というコースをお勧めしたい。




 こちらのひとのコースだと、「オイコラ! ライオン! お前は暴走するか、暴走する気があるのか!? あるんだろう、いや、ある可能性があるのだから、暴走するということを前提としなければならない! いいか、お前の仕事は、よそのライオンが暴れて襲い掛かってきたら、オレを守るためにその身を投げ出してよそのライオンと戦い、勝つことだ…おれに怪我をさせるなよ…いいか…おまえ…暴走するなよ…暴走しないよう、しっかりと、しっっかりと檻にかぎをかけておくからな…!」ということになりそう。

 そこらのライオンに聞いてみてもいいんじゃないか、どっちの飼われ方のほうが好ましいか。
 なお学者はハシビロコウ的存在かもしれないが、いろいろがんじがらめになって嫌気が差している模様。



戦争したがる日本人」は、恐らく、そういうのと激烈に衝突する「反戦争したがる日本人」と同程度、ないしがんばっても数倍程度しか存在しないので、多数派には基本的になりえない。そこは基本的に(現時点では)安心していい。

 つまりまあ、必ず共産党さんに投票する層+絶対に立民さんを支持する層の、さらにその(そこそこ有力な)一部が「反戦争したがる日本人」とみれば、維新・自民支持層のごく一部に重なるのが「戦争したがる日本人」で、こうした人たちは維新や自民の現実主義的な方針には強烈な反対をする。

 数年前の慰安婦合意の時を思い出してみればいい。
 その時点までの”安倍信者”であっても、慰安婦合意をしたことで安倍支持を取り消した―なんてのがいたはずだ。それが右派過激派と位置づけられるだろう。そこまでの層は、カウンターパートとしての「共産党支持層+立民支持層の一部」とだいたい同程度しかおるまい。

 …twitterばっかやってると感覚を失うかもしれないが、twitterアイランドで非常に不評だったらしいオリンピック・ボランティアも、まあ一応仮にも人数は間に合ったとかなんとか。こういう意味で、バランス感覚は保ってほしいところである。




 よくも悪くも、防衛のための軍隊として構成してきた感ですからねー。
 まあ、なんというか、千数百年の伝統と思えば、ある種、誇らしいかも。積極的に外征した時期のほうが短く、異例なわけで。

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