空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

プントランドの聖職者たちは声明を発する

2009-06-11 22:41:37 | ソマリア関連
 げんなりだ。馬鹿の書いたものを読まされる身にもなって欲しいものですが。

 …それにしても自作のファンタジー小説を一応仮にもまあ学術書の装丁で出したあのパワーだけは見習うべきものがあるかもしれない(とあるアレな人についての感想)。あのペースで単著出してる割には未だに職がないのは,私としては『ああ世界にはまだ理性と良識が残っているのだなあ』と思う次第なのですが(日記)。

Garowe Online Puntland sheikhs call for peace, condemn Kenya sea deal Jun 9, 2009 - 11:55:35 AM

 ともあれ,Garowe Onlineが6月9日付で報じる。月曜(8日),プントランド主都Garoweで国の諸方から有力聖職者が集まり,会合を開き,四条から成る提言を発した。諸都市,諸地域―ボサソや,ラス・アノドからも集まったとのこと。
 11人の有力者たちのサインした,内容は以下:

1. ソマリア国内のイスラミスト諸派に,即座にムスリムに対する残虐行為をやめるべきこと,対話によって意見の相違を解決すべきこと。

2. ムスリム間で戦闘が行われ,戦闘の目的に混乱が見られるからには,戦争状態を支持することも参加することもイスラム法上禁止されるものであること。

3. ソマリ人および世界のムスリムに求める,傷つき,飢餓や乾燥・病気に直面するソマリ同胞への援助をするよう。

4. 4月,ケニア政府とソマリア暫定政府との間に結ばれた海洋境界線について,混乱と疑惑と不信を作りだしているからには,議会ないし公衆にその可否を尋ねるべきこと。

 署名筆頭はSheikh Abdulkadir Nur Farah師。プントランドで最も有名な聖職者であるという。
 プントランドの有力者たちはしばしばこうした会合を開き,声明を発しているようです。我々(の多く)と同様,そこそこの平和と安全と,できれば飢餓状態からの脱出を願う,そうした声明です。彼らの願いが,彼らの神に聞き届けられますように。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 政府側から離反する将兵30名... | トップ | ソマリア議員はスペインおよ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ソマリア関連」カテゴリの最新記事