空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「審査委員さんたちはとってもクールでスマートだ」という意味です

2016-12-18 11:50:46 | Weblog
「二人合わせて、スキスキ☆アミン大統領でーっす!」



 前段と後段が全く論理的に整合しない。そんな、どこからどうみても「突っ込み待ち」状態が面白みを誘う。参照、1分35秒くらいから

「やるならもっと高~い硬貨でやりぃ、ゆうてなあ、500円渡し」「なんでやねん」「…兄貴分にあげたんはどの手じゃコラぁ」

 ひとをびっくりさせて、落とす。「何とかしてくれ」だと当たり前すぎる。そこで、分かりやすい、口語的な、目的実現にまったく無価値なののしり言葉をいれて、イラつきだけは強烈に伝えようとする。なるほど、それなりに流行語になりえるネタだ。

 だが一発ネタに過ぎない。
 その程度のものに”流行語大賞”などの権威を与えた場合、それはそれで、この不相応具合・矛盾にそれなりの反応がでる。そこまで分かった上でやったことなんだろう。そんな賢い審査委員ども氏ね(私は育ちがよくないので粗雑な言い回しをすることがありますが、高級な方々の言葉に言い直せばこれは「審査委員さんたちはとってもクールでスマートだ」という意味です)。

 なお

カラパイア 不謹慎とされる言葉を自信満々で多く使う人物ほど語彙が豊富で表現力が豊かであるという研究結果(米研究) 22 Nov 2016

 だそうな。



 すごぉい。こんな綺麗なブーメラン、なかなか、出来たものじゃない。すごいや。古市氏のこと、正直、初めて尊敬した。

 こんな、これほど、身を張ったギャグ…並みの人にできるだろうか? いや、並程度だからこの程度の論理展開なんだという反論を思いついたが、フツー、やんねーよな、と思えそうなことを、よくぞここまで出来たものだ。

 炎上芸人として、稀有な才能みたい。素晴らしい。「まっとうな学者ポスト」は無理そうだが―もう、学者として生きる道はまずないんだから。学者っぽい芸人枠でデビューしたんだし―芸能人枠はその辺の私立大にあるだろう。その種の人生行路は順風満帆とみえ、この点は、生活者としてうらやましいと思う。

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