空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

リベリア、試薬受け入れ (ほか)

2014-08-12 22:04:03 | Newsメモ
BBC Liberia to receive Zmapp drug to treat Ebola virus 12 August 2014

 リベリアは今週末までに、例のZmappを受け入れ、医療現場に投入する。
 事実上、人体実験を含むに他ならないが、もちろん使用に同意を得られる場合に用いるというのは前提。リスクはあるが、このリスクをとらない場合、他の選択肢は、ただ人が死ぬに任せるだけだ、ならばリスクをとるほうを選ぶ―というわけだ。

 なおリベリア側の声明では、米国の代表者から薬を受け取るとするが、米国としては自分たちは関わらないとする模様。

 ついでに言えば、以前ファイザーがナイジェリア・カノで(ほかに選択肢があるにもかかわらず)自社の製品を提供し―なんか微妙に失敗した例も挙げられ、これも医療への不信につながっているという旨、言及があるが―

 …この場合、米国政府ははっきり、間繋ぎはしっかりしてますよといっちゃったほうがいいんじゃないだろうかとは思う。


BBC Two more South Korea conscripts in apparent suicides 12 August 2014

 韓国軍。例の軍内部のいじめ問題で調査対象リストに入っていたひとのうち、二名が自殺。


Blogos 日本の中東論のパラダイム転換(人間社会は進歩しない─ただ変わるだけだ) Satoshi Ikeuchi2014年06月30日 23:01

世界の諸悪の根源は米国だと、何らかの理由で(つらい生い立ちとか、抑圧的な親への反発とか、志望の大学に受からなかったとか、モテなかった学生時代とか、そういったことから抱いた日本のエスタブリッシュメントへの漠然とした反感とか、あるいはとにかく米国・日本政府に文句をつけることが存在意義になっている業界や企業に就職しちゃったからとか)で固く信じるに至ったとしても、アサド政権が反米だからと言って、反米ならなんでも正しいというところまでは退化しないでほしいものだ。それともそこまで追い詰められているのだろうか。これは中東研究者にも、それを一知半解で取り上げる「良識派」のメディア企業人の両方に対しても共通に抱く疑念だ

 長文引用。非常に面白い文章。
 なお:





 …味わい深い。

 いや純粋に趣味でソマリアヲチだのしてたりした私がいうのもなんだが、内藤先生はご自身の専門により集中されるとよいとおもう…。

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