色を塗ったナイフで「観念的に殺害した」ということか

　その手の用語にはそれなりに慣れのある私である。

BBC Knives found at Japan prince's desk days before abdication 27 April 2019

「Police in Japan have launched an investigation after two knives were found near the school desk of Emperor Akihito's 12-year-old grandson, local media report.」

「Police believe the unidentified man caught on camera, who was dressed in blue and wearing a helmet, posed as a construction worker to access the building at Ochanomizu University.」

　建築作業員のような格好をして入ってきた、ということで、ヘルメットは別に由緒正しい極左セクトのそれではなかったようにかいてある。

「They said the blades of the knives were painted pink.」

　刃はピンクに塗られていた―というのですが、それはどんな意味合いのものなのか。
　資本主義者と共産主義者の間くらいに位置するんです、という意味でピンクというのは―ないだろうなあ。きっと言い逃れのために―「概念的に殺害した」ことのためには赤であるべきだが、マジに赤く塗ると、「これからお前をこのようにしてやる」という脅迫にとるのが普通の解釈と思しく、マジ脅迫罪にとられることを嫌ってのピンクだろうなあ。

　まあともかく、退位・即位の直前の、印象深い時期を狙っての反天皇制勢力による行動なのは、まあ、疑わないであげると本人たちが喜ぶだろう。

　ともあれ

「The 85-year-old is set to voluntarily step down due to health concerns in the first such abdication since 1817.

His son, Crown Prince Naruhito, will ascend the Chrysanthemum Throne the following day.」

　いつもどおり天皇位というより、『菊花帝冠』『菊花皇帝』『金華帝』なんてほうが中二病心をくすぐるなあ、と思う今日この頃。