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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

プントランドは暫定政府をSool・Sanaag事情関与の件で非難する

2010-11-19 18:50:00 | プントランド関連
 プントランド大統領Faroleはソマリア暫定政府をSSC民兵団に対する援助の約束の件で非難する:

Garowe Online Somalia: Puntland leader criticizes TFG support of armed clan militia Nov 17, 2010 - 10:27:21 PM

 Farole大統領は金曜,Eid-ul-Adha祭を祝うMire Awareスタジアムで民衆に語った。暫定政府新内閣は,3名のプントランド出身者を含むが,これらのうち2名はSheikh Sharif大統領の指名にかかるもので,彼らはプントランドを代表しないというのである。

 そうして2名の閣僚について,未だに議会の承認を得ておらず,これらは「反平和勢力」を援助するものだと非難する。

 というのは,先週,北部ソマリアでSSC民兵団―Sool・Sanaag・Ceyn民兵団―を名乗る者たちの代表団がモガディシュに赴き,暫定政府首脳と会談したというのだ。しかもこれにはSharif大統領を含む。

 このSSC民兵団とは,ソマリランドへのいくつもの攻撃の責任を認めるものである。プントランド政府を支持するとし,プントランド政府への直接的攻撃はまだない。だが,プントランドとしては,ンな民兵団があること自体ソマリランドとの交渉を困難にするだろうし,さらには暫定政府がSSC団に武器を供与するなんて話が出たからには,非難せざるを得ない。

 SSCとしては,プントランド政府のソマリランドに対する対応の甘さが我慢ならない模様。当地は2007年のソマリランドによるSool進行以来,彼らの支配下にある。これについてFarole大統領は,対話を含む平和的手段で解決を―というのだが―

 ―まあ。この平和な日本でも,そこらにいろいろいろんな人がいるわけで。
 そのうち,行動にまで出る人はさほどはおるまいが,行動に出まくってる人たちに武器だの供与するなんて,”問題行動”のさらなる過激化を呼ぶだけだと,まあ平和な地域の統治者ならそう考えるだろう。

 大体が,プントランドは(自国の安全保障を犠牲にする格好で)暫定政府に兵員を供与しているのである。モガディシュでプントランドの若者は血を流し,そして今も奮闘している。Sharif大統領の下であってもだ! ―そう,プントランド大統領は語る。「プントランドはソマリアから分離しようというのではない。暫定政府を支持している。だがそれは,暫定政府がプントランドを独裁できるということを意味してはいない」。

 二十年前にプントランドは自己の政府を作ることを決断し,そして今もそのようであるのだ―。

 ここ最近,プントランド公人―民主化・連邦問題相Abdi Jimale博士,国際協力相Abdikadir Hashi教授は暫定政府のプントランドとの関係の取り方について非難する声明を発しているとのこと。

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