空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

Dhusamarebで戦闘

2010-11-19 18:00:00 | ソマリア関連
 少なくとも20名(多くは戦闘員)の死者が数えられる:

Garowe Online 20 killed in central Somalia clashes between insurgents, pro-govt militia Nov 17, 2010 - 6:52:05 AM

 Galgaduudの主都Dhusamarebは親政府民兵組織Ahlu Sunnahの根拠地であるが,ここにアルシャバブが攻撃を仕掛けた模様。「我々は数時間にわたってDhusamarebを彼らから奪取した。そののち,撤退したが」とは火曜,アルシャバブがモガディシュのメディアに語ったことである。

 他方Ahlu SunnahのAbdiweli Diriyeは「我々の兵が町を支配している。我々は数十名のアルシャバブ戦闘員を殺害した」と語る。

 Ahlu SunnahはGalgaduudのほとんどの地域を安定して支配している。しかしアルシャバブは同県内のEl Bur地区を保持しており,そこからAhlu Sunnah支配地域へ作戦を繰り返している。

 Galgadudはアルシャバブ設立者Aden Hashi Eyro(通例の綴りではAyro)の故郷である。彼は2008年5月,米国による攻撃で死亡した。


 ―アルシャバブは今回,攻撃側であった。当然,その立場からして,一時的には優位に立てたことでしょう。しかしAhlu Sunnahを押し切ることまではできなかった,それ故早期に撤退した―というところでしょうか。Ahlu Sunnahがうまく戦術的撤退をし,釣り込まれたアルシャバブが損害を出した,のかもしれない。

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