空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

海辺でal Shabaab宛と思われる大量の武器弾薬を摘発

2012-10-22 22:57:41 | プントランド関連
 プントランド当局は地元民の通報をうけた

Garowe Online Somalia: Puntland 'seizes arms from Yemen' Oct 19, 2012 - 8:05:46 AM

 プントランド・Bali県の知事Abdisamad Mohamed Gallan氏が金曜朝,記者会見をBBCに行った。

 現場はボサソ東の臨海都市,Qandala。外国人が小さな船でやってきて武器爆薬を岸辺に持ち込み海へと帰って行ったのを見とがめた地元民たちが当局に通報。当局はプントランド政府軍・海洋警察と政府要員をQandalaに送りこんだ。

 見つかったものの品目はrocket-propelled grenade launchers, machine-guns, ammunition, switches, wires and fusesとあって,ちょっとした正面切った戦闘行動と爆弾テロを起こす道具ですね。そのcacheの規模については明言ないものの,結構なビッグサイズだと示唆はする。

 これらはイェメン(の反政府武装闘争団体―ってまあ,現地アルカイダでしょうが)から移入されたものと推測される。

 こうした「タレこみ」は今年二回目。7月20日にも同様の事件があったという。

 これらGalgala山地のal Shabaabへの補給ははアデン湾経由だが,プントランドらしいといおうか,ソマリランドにも"safe passage"があるのだとプントランド治安組織の中の人はいうのだそう。

 なお7月の件については:

Garowe Online Somalia: Yemeni carrying explosives, apprehended by Puntland port police Jul 21, 2012

 ばっちりイェメン人が関与(そして逮捕)と報じている。この回の押収物は,TNTが50kgというから相当なものである。

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