空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

当然,文化破壊者は厳しく断罪されるべきである(2)

2016-12-11 17:23:55 | Newsメモ
BBC Syria war: IS edge closer to Palmyra again 9 Dec 2016

 IS集団がパルミュラ近くに再度、領域を確保しているとか。

BBC Islamic State fighters re-enter ancient Palmyra in Syria 10 Dec 2016

 で、パルミュラ再突入。市中で戦闘しているとか。シリア軍の損失は50ほどはあり、どうも戦友の死体を回収することもなく撤退したのかも、という報告があるレベルで劣勢の模様。

 ああ、うん…。人類史の、特徴的で貴重な証拠はさらに失われていく見込みの様子。民間人の生命財産健康も危惧されるが、まあ、積極的に反抗しない限り、通常の残虐行為がそこそこ限定的に行われるくらいではあろうか。

 つまりまあ、古代の遺物と見れば悉く破壊される、というような無差別自動的過程のように略奪強姦殺害をするほどではないだろう、という。

BBC Yemen suicide bomb kills dozens in payday queue 10 Dec 2016

 まあその、自爆テロをする・させるのは彼らの存在証明であろうとも思われ、その点、「自爆テロをやめろ」というのは、彼らに「死ね」というに等しいものかとも思われる。それは何が悪いのか、と言う気もちょっとするが。しかし、彼らは彼らで、思想の自由はあるだろうし、意見表明をする自由もまあ、あるだろう。他人に迷惑かけずに、どっか砂漠のまんなかで爆発してろ、とは思うが。

 しかし給料日に、というのはよくない。下手すりゃ遅配上等な不安定な地域で、ようやく給料をもらえる日なのだ。よいメシのひとつも楽しむ権利が、彼らにもあろうというものだ。

 だから、ISやなんかの連中は、こう考えているということになる―彼ら以外の者に、メシを食う権利もない、と。いやまあ、あってもいいかも知れないが、彼らの都合でいつでもどれほどでも奪ってよい程度の権利だ、と。

 このあたりが、我々、並みの人間、常民とでもいうような程度の者たちにとって、決して相容れることのない要素なのだ。

BBC Syria conflict: US to send troops to help seize Raqqa from IS 10 Dec 2016

 まあ仕方ないよね。
 WWI以来,メリケンさんが引きこもりを決め込むと,割と世界は余計な面倒を増やしてきたから。軍事顧問の200名くらいでは、大勢に影響はないかもしれないけども。

 しかしまあ,アラブとクルドが連合軍を組んで戦うとは,世界は変わってきたものだ。こないだまで,せいぜい武装中立くらいじゃなかったか。

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