AFPBBNews ストックホルムで3夜連続の暴動、車や学校に放火 2013年05月23日 07:50
「スウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)市内とその周辺では、19日夜から3夜連続で暴動が続いている。フレデリック・ラインフェルト(Fredrik Reinfeldtv)首相は22日、一連の暴動を「フーリガン行為」と非難し、鎮静化を呼び掛けた」
「ラインフェルト首相は21日、「スウェーデンは他国から多くの人々を受け入れる国。私はそれを誇りに思う」と述べつつ、ストックホルム周辺の低所得地区で起きている諸問題の一部は、移民の社会統合の失敗が原因だと認め、政府はスウェーデン語教育の改善による統合支援策を模索していると述べた」
世界各地で同じようなことやってるものであるなあと。
AFPBBNews 暴動のスウェーデン首都、やや沈静化 2013年05月26日 19:08
「前日には中規模な都市の市街にも暴動が飛び火したが、26日朝はストックホルム以外で騒ぎの報告はなく、ストックホルム郊外で数台の車が放火された程度だという」
・同種の暴動対処の経験のあるヨーテボリ(Gothenburg)及びマルメ(Malmoe)から,24日に増援の警察部隊が到着したこと
・[若者の]親たちやボランティアの市街パトロールが行われたこと
によりストックホルムはやや沈静化したという。
「長らく平穏で安定した平等主義の国とみなされてきたスウェーデンでは、寛容な難民政策の下、入国した移民が全人口の約15%を占めるに至っているが、今回の暴動はスウェーデン人の間で移民の社会的統合に関する議論に火を付けている」
マイノリティへの配慮云々を言い出せば,なるほど,100人に一人あたりならなんとかいけるかもしれない―ムスリムの礼拝も。100人の入る教室で一人が定時の礼拝を始めても,まあ問題ないだろう。しかし15人では,場所の確保に難が出る,と。
40人用の教室で6人(15%)が礼拝しようとすれば…大変ですね。
100万都市に1万人のムスリムがいる場合なら,まあばらけて,スペースはとれるかもしれない。しかし…というわけだ。
この場合,「場所をとる」というのに注目するのは,例の車いす問題と絡める目的。さあ,我々「健常者」は,「**在来民」は,「車いすの身障者」に,「ムスリム」にどう対応すべきだろう…?
在来の民であることと,移民ということとに注意を向ける学生がいるだろう。
同じ国家を形作るという社会契約で結ばれた”兄弟仁義”関係にあれば,なるほど,保護―被保護の義務・権利があってしかるべきだろう。
ではその関係に な い 移民は放置してよいのか?
ああ,自力救済という単語もある。例えばムスリムであれば,ザカートということもあるのだ,有力者が土地と建物を都合して,モスクを建てて,そこに一般信者を収容すればよいではないか―という見解もありえる。なるほど,その辺のお寺さんや教会さんは,別に国のお金で建物を作ってもらったわけではないな。
…してみると,移民で身障者だと,ものっすごくアレな排除状態に置かれる。
それで善いのだろうか?
いやいや,無論,弱者保護はあるべきだ。では,あるべき程度・必要な程度・最低限の程度とは,どのあたりにあるのだろうか。
いや,例えば,極論,大津波が来た時にはどうするかと。
あれは「命てんで」の状況であって,親も子もないというか,「くんな,おればすてでげ」と言われるような状態というか。そんな時に”移民の身障者”と出会った場合の対応に,何か言えるものかとか。
避難所一日目にハラールが用意できなければ人権侵害なんだろうかとか。
牛脂を使用しているかどうかをチェックしないままヒンドゥーにジャパニーズカレー食べさせたらアウトなんだろうかとか。―もちろん,原則としてはダメだが,彼らにだって「緊急避難」(に相当する)概念はあろうとか…
―などと学生に考えさせると,そういう講義の流れになろうか。
なんかもー,最近はこんなことばっかりやってるようなー。
…正義論入門,みたいなこと。
まー元から趣味の領域でしたけれど,専門ではないんですよねー。
毎日新聞 腐乱遺体:大阪のマンション一室に 母子餓死か 2013年05月24日 21時56分(最終更新 05月24日 23時57分)
「24日午後0時40分ごろ、大阪市北区天満2のマンション3階一室で、管理会社の通報を受けた警察官が成人女性と性別不明の幼児の腐乱遺体を見つけた」
「室内に冷蔵庫はなく、電気が止まっており、餓死の可能性もあるという」
「遺体に目立った外傷はなく、女性はほぼミイラ化し、3~4歳ぐらいとみられる幼児の頭部は白骨化していた」
「2人は布団の上に並んで倒れ、女性はあおむけ、幼児は汚物が付いたタオルと毛布を上半身にかけられていた。女性は冬用のスエットの上下、幼児は厚手のトレーナーとオムツカバーをはいていた。玄関と窓は施錠され、物色の跡はなかった」
毎日新聞 腐乱遺体:母子?2月ごろ死亡か 大阪のマンション 2013年05月25日 18時56分(最終更新 05月25日 19時06分)
「司法解剖の結果、2人は今年2月ごろに死亡した可能性が高いという」
「遺体の腐敗が進んでおり、司法解剖で死因は特定できなかった。女性の胃に食べ物は残っておらず、男児の胃の内容物などは確認できなかった。いずれも外傷などはなかった」
そんなわけで,素人的には餓死確定。
「部屋の鍵も室内に残っていた。井上さんと瑠海ちゃん以外の所持品などはなく、2人で暮らしていた可能性が高いという」
孤独死状態であることも確定。
毎日新聞 大阪母子死亡:「もっと食べさせたかった」母親のメモ発見 2013年05月27日 13時04分(最終更新 05月27日 13時18分)
「部屋から「子どもに、もっと良い物を食べさせてあげたかった」という趣旨のメモが残されていた」
「メモは請求書のような紙の裏に残っており、充代さんが書いたとみられる」
メモはしたが,扱うに値するお話だが,かなーり使いづらい気がする。うん。
なお,朝日を見ると―
朝日新聞 母子遺体発見の室内にメモ 「食べさせられずごめんね」 2013年5月27日18時26分
「室内に「最後におなかいっぱい食べさせられなくて、ごめんね」という内容のメモが残っていた」
もちょっと口語的で,実際の文章に近いだろうなという感。
「預金口座の残金は十数円だけで、府警は生活に困窮していたとみている」
「メモはガス料金の請求書の封筒に手書きされ、充代さんが書いたとみられる」
アパートは「知人」の紹介。冷蔵庫はなく,発見された食料?は塩のみ。
「2人は2月ごろ死亡したとみられ、府警は瑠海君が先に亡くなった後、充代さんも間もなく死亡したとみている」
朝日新聞 マンションにミイラ化した女性と幼児の遺体 大阪・天満 2013年5月24日23時3分
「遺体の状況からほぼ同時期に死亡したとみられるという」
死因は,この段階では特定できず。無理心中の可能性を排除しないのが冷静な態度かもしれないが,状況は,無理心中する気力も体力もなさそうなことを示唆しそうだ。
但し,
Livedoor News(産経新聞) 天満の母子遺体「最後にもっとおいしいもの食べさせてあげられなくてごめんね」 2013年05月27日15時45分
「司法解剖でも女性や幼児の死因は特定できなかったが、体形などから女性は飢餓状態にはなかったとみられる。大阪府警天満署は生活苦から将来を悲観して、無理心中を図った疑いもあるとみて慎重に調べている」
…とあって,母親については多少事情が異なる可能性がないではない。
「捜査関係者によると、井上さんは昨年10月に知人の紹介で、このマンション3階の一室に入居した。仕事はしていなかったとみられ、室内には小銭程度しかなかった」
食料がなかったことは既報の通り。
「室内から「最後にもっとおいしいものを食べさせてあげられなくてごめんね」とのメモが発見されたことが27日、捜査関係者への取材で分かった」
この「との」が気になる。
FNN 大阪市母子遺体 部屋からメモ「いっぱい食べさせたかった」 05/27 18:32 関西テレビ
「「最後に、おなかいっぱい食べさせてあげたかった」と書かれていたという」
「メモには、「最後に、おなかいっぱい食べさせてあげたかった。ごめんね」と書かれていたという」
おそらく”よいもの”というのが捜査関係者の言なのだろう。これを聞いた記者が「もっとおいしいもの」「もっと良いもの」と解釈したので,各報道が揺れているのではあるまいか。最終的には/現実には「最後に、おなかいっぱい食べさせてあげたかった。ごめんね」ではあるまいか(これなら朝日とパラレルになる)。
おそらくそういう状態でなら,塩味のただの米粥であってもよい,腹いっぱい食べさせてみたいものだろう。しかし現実には塩しかない。これで「よりよいもの」には意識は向かないだろう。
FNNによれば,大阪市の言うところでは当該地区にこの親子の住民登録はなく,生活保護の申請もなかったという。
「スウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)市内とその周辺では、19日夜から3夜連続で暴動が続いている。フレデリック・ラインフェルト(Fredrik Reinfeldtv)首相は22日、一連の暴動を「フーリガン行為」と非難し、鎮静化を呼び掛けた」
「ラインフェルト首相は21日、「スウェーデンは他国から多くの人々を受け入れる国。私はそれを誇りに思う」と述べつつ、ストックホルム周辺の低所得地区で起きている諸問題の一部は、移民の社会統合の失敗が原因だと認め、政府はスウェーデン語教育の改善による統合支援策を模索していると述べた」
世界各地で同じようなことやってるものであるなあと。
AFPBBNews 暴動のスウェーデン首都、やや沈静化 2013年05月26日 19:08
「前日には中規模な都市の市街にも暴動が飛び火したが、26日朝はストックホルム以外で騒ぎの報告はなく、ストックホルム郊外で数台の車が放火された程度だという」
・同種の暴動対処の経験のあるヨーテボリ(Gothenburg)及びマルメ(Malmoe)から,24日に増援の警察部隊が到着したこと
・[若者の]親たちやボランティアの市街パトロールが行われたこと
によりストックホルムはやや沈静化したという。
「長らく平穏で安定した平等主義の国とみなされてきたスウェーデンでは、寛容な難民政策の下、入国した移民が全人口の約15%を占めるに至っているが、今回の暴動はスウェーデン人の間で移民の社会的統合に関する議論に火を付けている」
マイノリティへの配慮云々を言い出せば,なるほど,100人に一人あたりならなんとかいけるかもしれない―ムスリムの礼拝も。100人の入る教室で一人が定時の礼拝を始めても,まあ問題ないだろう。しかし15人では,場所の確保に難が出る,と。
40人用の教室で6人(15%)が礼拝しようとすれば…大変ですね。
100万都市に1万人のムスリムがいる場合なら,まあばらけて,スペースはとれるかもしれない。しかし…というわけだ。
この場合,「場所をとる」というのに注目するのは,例の車いす問題と絡める目的。さあ,我々「健常者」は,「**在来民」は,「車いすの身障者」に,「ムスリム」にどう対応すべきだろう…?
在来の民であることと,移民ということとに注意を向ける学生がいるだろう。
同じ国家を形作るという社会契約で結ばれた”兄弟仁義”関係にあれば,なるほど,保護―被保護の義務・権利があってしかるべきだろう。
ではその関係に な い 移民は放置してよいのか?
ああ,自力救済という単語もある。例えばムスリムであれば,ザカートということもあるのだ,有力者が土地と建物を都合して,モスクを建てて,そこに一般信者を収容すればよいではないか―という見解もありえる。なるほど,その辺のお寺さんや教会さんは,別に国のお金で建物を作ってもらったわけではないな。
…してみると,移民で身障者だと,ものっすごくアレな排除状態に置かれる。
それで善いのだろうか?
いやいや,無論,弱者保護はあるべきだ。では,あるべき程度・必要な程度・最低限の程度とは,どのあたりにあるのだろうか。
いや,例えば,極論,大津波が来た時にはどうするかと。
あれは「命てんで」の状況であって,親も子もないというか,「くんな,おればすてでげ」と言われるような状態というか。そんな時に”移民の身障者”と出会った場合の対応に,何か言えるものかとか。
避難所一日目にハラールが用意できなければ人権侵害なんだろうかとか。
牛脂を使用しているかどうかをチェックしないままヒンドゥーにジャパニーズカレー食べさせたらアウトなんだろうかとか。―もちろん,原則としてはダメだが,彼らにだって「緊急避難」(に相当する)概念はあろうとか…
―などと学生に考えさせると,そういう講義の流れになろうか。
なんかもー,最近はこんなことばっかりやってるようなー。
…正義論入門,みたいなこと。
まー元から趣味の領域でしたけれど,専門ではないんですよねー。
毎日新聞 腐乱遺体:大阪のマンション一室に 母子餓死か 2013年05月24日 21時56分(最終更新 05月24日 23時57分)
「24日午後0時40分ごろ、大阪市北区天満2のマンション3階一室で、管理会社の通報を受けた警察官が成人女性と性別不明の幼児の腐乱遺体を見つけた」
「室内に冷蔵庫はなく、電気が止まっており、餓死の可能性もあるという」
「遺体に目立った外傷はなく、女性はほぼミイラ化し、3~4歳ぐらいとみられる幼児の頭部は白骨化していた」
「2人は布団の上に並んで倒れ、女性はあおむけ、幼児は汚物が付いたタオルと毛布を上半身にかけられていた。女性は冬用のスエットの上下、幼児は厚手のトレーナーとオムツカバーをはいていた。玄関と窓は施錠され、物色の跡はなかった」
毎日新聞 腐乱遺体:母子?2月ごろ死亡か 大阪のマンション 2013年05月25日 18時56分(最終更新 05月25日 19時06分)
「司法解剖の結果、2人は今年2月ごろに死亡した可能性が高いという」
「遺体の腐敗が進んでおり、司法解剖で死因は特定できなかった。女性の胃に食べ物は残っておらず、男児の胃の内容物などは確認できなかった。いずれも外傷などはなかった」
そんなわけで,素人的には餓死確定。
「部屋の鍵も室内に残っていた。井上さんと瑠海ちゃん以外の所持品などはなく、2人で暮らしていた可能性が高いという」
孤独死状態であることも確定。
毎日新聞 大阪母子死亡:「もっと食べさせたかった」母親のメモ発見 2013年05月27日 13時04分(最終更新 05月27日 13時18分)
「部屋から「子どもに、もっと良い物を食べさせてあげたかった」という趣旨のメモが残されていた」
「メモは請求書のような紙の裏に残っており、充代さんが書いたとみられる」
メモはしたが,扱うに値するお話だが,かなーり使いづらい気がする。うん。
なお,朝日を見ると―
朝日新聞 母子遺体発見の室内にメモ 「食べさせられずごめんね」 2013年5月27日18時26分
「室内に「最後におなかいっぱい食べさせられなくて、ごめんね」という内容のメモが残っていた」
もちょっと口語的で,実際の文章に近いだろうなという感。
「預金口座の残金は十数円だけで、府警は生活に困窮していたとみている」
「メモはガス料金の請求書の封筒に手書きされ、充代さんが書いたとみられる」
アパートは「知人」の紹介。冷蔵庫はなく,発見された食料?は塩のみ。
「2人は2月ごろ死亡したとみられ、府警は瑠海君が先に亡くなった後、充代さんも間もなく死亡したとみている」
朝日新聞 マンションにミイラ化した女性と幼児の遺体 大阪・天満 2013年5月24日23時3分
「遺体の状況からほぼ同時期に死亡したとみられるという」
死因は,この段階では特定できず。無理心中の可能性を排除しないのが冷静な態度かもしれないが,状況は,無理心中する気力も体力もなさそうなことを示唆しそうだ。
但し,
Livedoor News(産経新聞) 天満の母子遺体「最後にもっとおいしいもの食べさせてあげられなくてごめんね」 2013年05月27日15時45分
「司法解剖でも女性や幼児の死因は特定できなかったが、体形などから女性は飢餓状態にはなかったとみられる。大阪府警天満署は生活苦から将来を悲観して、無理心中を図った疑いもあるとみて慎重に調べている」
…とあって,母親については多少事情が異なる可能性がないではない。
「捜査関係者によると、井上さんは昨年10月に知人の紹介で、このマンション3階の一室に入居した。仕事はしていなかったとみられ、室内には小銭程度しかなかった」
食料がなかったことは既報の通り。
「室内から「最後にもっとおいしいものを食べさせてあげられなくてごめんね」とのメモが発見されたことが27日、捜査関係者への取材で分かった」
この「との」が気になる。
FNN 大阪市母子遺体 部屋からメモ「いっぱい食べさせたかった」 05/27 18:32 関西テレビ
「「最後に、おなかいっぱい食べさせてあげたかった」と書かれていたという」
「メモには、「最後に、おなかいっぱい食べさせてあげたかった。ごめんね」と書かれていたという」
おそらく”よいもの”というのが捜査関係者の言なのだろう。これを聞いた記者が「もっとおいしいもの」「もっと良いもの」と解釈したので,各報道が揺れているのではあるまいか。最終的には/現実には「最後に、おなかいっぱい食べさせてあげたかった。ごめんね」ではあるまいか(これなら朝日とパラレルになる)。
おそらくそういう状態でなら,塩味のただの米粥であってもよい,腹いっぱい食べさせてみたいものだろう。しかし現実には塩しかない。これで「よりよいもの」には意識は向かないだろう。
FNNによれば,大阪市の言うところでは当該地区にこの親子の住民登録はなく,生活保護の申請もなかったという。
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