ソマリアもイラクも，子供を使うのはまずいんじゃないかな，かな？

　そのうち消えそうな日本語記事の代りに，BBCの記事を貼っておきましょう：

BBC news, Africa Somali insurgents strike seaport 20 March 2007

　港に反政府側が攻勢をかけた話です。

　それはそれとして，ソマリアについて，少数派の権利が護られない虞が？という報告がなされたという記事：

BBC Special Reports Somalia tops minority threat list 20 March 2007

　イラクを超えると評価されますか。そういえば，たしか反政府側が下校時の学童を巻き込むように，警備のエチオピア兵に攻撃しかけたりしてましたっけか（首都移転話と大統領宅被弾）。エチオピア兵に子供を殺させようというわけだったのでしょう。「子供殺しのエチオピア人どもを撃退せよ！」とつづけるのかもしれないけれどだがちょっと待って欲しい。

　…さておき，子供を自爆テロの小道具に使い，挙句主犯の大人は逃亡って，寧ろそっちのほうが非道くないですか：

BBC news, Middle East 'Children used' in Iraq bombing 20 March 2007

　巻き込み型ならまだしも「死んでも構わない」ですが，こっちは「まず確実に死んでもらいますが，それで何か問題でも？」。

　最後に記事メモ。伝えられるところではソマリア政府軍及びエチオピア兵士に死者，道路を引き回され火をかけられた：

BBC news, Africa Heavy fighting in Somali capital 21 March 2007

　UIC打倒後最悪の事態かと。しかも死体損壊つき。リアル『ブラックホーク・ダウン』かと言いたくなりますが，そもそもそれも現実の事件が元ですし，場所も他ならぬMogadishuですねー…。


　3月23日追記：二日に亙る激しい戦闘の後，民兵とエチオピア軍との間に非公式休戦協定が結ばれた由：

BBC news, 'Truce' after Somali gun battle 23 March 2007

　現在進行中のことゆえ，上記記事については更新注意。いずれにしても不安定な状況にかわりはなし。ともあれ，Hawiye clan（親UIC）が実力のほどを示した格好になる…ということのよう。