空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

タイ海軍「Rohingyaを銃撃なんてしてません」

2013-03-15 20:41:44 | Newsメモ
 と,Surasak Rounroengrom提督は語る:

BBC Thai navy denies shooting Rohingya refugees 15 March 2013 Last updated at 07:44 GMT

 先日,Rohingyaが20名ほど乗ったボートに銃撃をしかけた者たちがおり,少なくともRohingya側から二名の死者が発生したという。これについて提督曰く,「タイ海軍軍事たるもの,かような非道をなしうるものではない」。

 事件は二月,タイの南西沿岸でおこったもの。西Burmaから逃れたRohingyaたちは,しばしばマレーシアに向かうつもりだが,タイの西海岸にたどり着きぎみであるとのこと。

 目撃者がジャーナリストや人権団体に言うには,死体数体を水中に見たとか。また,何名かを保護したという。
「海軍さんは,空中に三発の射撃をし,我々に動くなと言ったのです」と避難民がHuman Rights Watchにいう。「しかし我々はパニックを起こし,ボートから飛び降りたのです。すると彼らは海中の我々に銃撃したのです」。

 他方Surasak提督は,海軍にはRohingya難民を殺す理由はないのだ,敵ではないのだからと説明する。確かにRohingya難民たちをタイ領海から追い出したいのはその通り,しかし自分たちは人道的援助―水,食料,医薬品や燃料を与え,旅を続けられるよう配慮しているという。

 しかし彼らには,難民ボートを領海外に放逐したり(結果として難民は死ぬ),人買いの手に渡るようにしたりという疑惑もまたある由。

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