思考実験風寓話
ある日ある時,米国が防衛方針を大転換。『軍備を1/10にするよ。在外米軍撤退させるね』と言い始めた。あげく,実際にいろいろ撤退させ始めた。
そこで日本の平和主義者は喜んだ。『これぞ全世界の労働者の反米帝のうねりの勝利である!』
そこで日本の愛国者は喜んだ。『これで米国なんぞに頼らぬ誇り高い自主国防が可能になった!』
そこで日本政府は大変困った。自主国防? お船はどれほどいるかしら? 兵隊さんはどのくらい増やさなきゃいけないかしら? 空母とかいるかしら? それって専用の飛行機が必要。もしかしたら核兵器も? 実験場はどうするのかしら? 当然原潜が必要になるけど,開発費はどうしましょう?
『かまわん! 俺が許す!』と愛国者さんが言いましたので(そのあと平和主義者さんたちと乱闘に突入),『いいのかなぁ』と思いながらも,日本政府は自主国防政策を進めてみました。
まずは増税から。
『たばこ増税してみるけどいーいー?』
なんかとりやすそうなところから攻めてみました。極端な反対はありませんでした。反対の声を上げようとしたら,これを機会にたばこやめればぁ?とかどんどん吸って国家に貢献したまえとか言われたり。
ちょっと財源できたので,
『自衛隊増員してもいいかなー?』
とやってみたらまぁそこそこの感触でした。失業率減るのとちがうー?とか言ってくれるひとがいたりしました。若い人たちを産業戦士にせず職業戦士にしてみたりしました。
『こんどは船をつくるよー。駆逐艦たくさんー』
『こんどは空母ですー。3隻はいるよねー?』
『それ用のいかす飛行機つくるよー』
『核…はどーしよっかー?』
その度にちょこちょこ増税増税。タバコ20本がン千円,消費税がン十%になったあたりで遂に国民がたちあがりました。立場の違いをのりこえて大同団結,しゅぷれひこーるっ! 『政府は増税をやめろー!』
なんか救国平和愛国国民統一戦線ができそうですけど,選挙で多数派獲ってもあっとゆーまに分裂するという。
ある日ある時,米国が防衛方針を大転換。『軍備を1/10にするよ。在外米軍撤退させるね』と言い始めた。あげく,実際にいろいろ撤退させ始めた。
そこで日本の平和主義者は喜んだ。『これぞ全世界の労働者の反米帝のうねりの勝利である!』
そこで日本の愛国者は喜んだ。『これで米国なんぞに頼らぬ誇り高い自主国防が可能になった!』
そこで日本政府は大変困った。自主国防? お船はどれほどいるかしら? 兵隊さんはどのくらい増やさなきゃいけないかしら? 空母とかいるかしら? それって専用の飛行機が必要。もしかしたら核兵器も? 実験場はどうするのかしら? 当然原潜が必要になるけど,開発費はどうしましょう?
『かまわん! 俺が許す!』と愛国者さんが言いましたので(そのあと平和主義者さんたちと乱闘に突入),『いいのかなぁ』と思いながらも,日本政府は自主国防政策を進めてみました。
まずは増税から。
『たばこ増税してみるけどいーいー?』
なんかとりやすそうなところから攻めてみました。極端な反対はありませんでした。反対の声を上げようとしたら,これを機会にたばこやめればぁ?とかどんどん吸って国家に貢献したまえとか言われたり。
ちょっと財源できたので,
『自衛隊増員してもいいかなー?』
とやってみたらまぁそこそこの感触でした。失業率減るのとちがうー?とか言ってくれるひとがいたりしました。若い人たちを産業戦士にせず職業戦士にしてみたりしました。
『こんどは船をつくるよー。駆逐艦たくさんー』
『こんどは空母ですー。3隻はいるよねー?』
『それ用のいかす飛行機つくるよー』
『核…はどーしよっかー?』
その度にちょこちょこ増税増税。タバコ20本がン千円,消費税がン十%になったあたりで遂に国民がたちあがりました。立場の違いをのりこえて大同団結,しゅぷれひこーるっ! 『政府は増税をやめろー!』
なんか救国平和愛国国民統一戦線ができそうですけど,選挙で多数派獲ってもあっとゆーまに分裂するという。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます