空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

古式ゆかしい選挙ゴロの風景

2020-04-12 13:10:17 | ノート
 一応、講義では政治的中立を意識し、現行政権・現行主要野党を直接云々することはそこそこ避けているのだが(それなりに褒め、それなりにけなすのだが)、これはアカン。

毎日新聞 N国、同姓同名「小池百合子」擁立も 立花氏「新型コロナ対策受け入れなければ」 2020年4月10日 22時45分(最終更新 4月11日 00時26分)

 あまりに、いわゆる「選挙ゴロ」を思わせすぎる。自党の無理な要請を聞かねばお前の不利を仕掛けてやる、という―脅迫に類する行為だ。

NHKから国民を守る党の立花孝志党首は10日の記者会見で、同党が求める新型コロナウイルス対策を東京都の小池百合子知事が受け入れなければ、7月5日投開票の東京都知事選で、小池氏と同姓同名の候補者の擁立を目指す考えを明らかにした

 自分自身も立候補する方向で、その自党からさらに別の候補を立て、対立候補(現行知事の小池氏)の票を按分で減らそうという案。「同姓同名の「小池氏」を今後公募するというが、仮に見つかった場合、N国から自身と「小池氏」など複数人が出馬する可能性がある」。

N国は、4月26日投開票の衆院静岡4区補選でも、立憲民主党や国民民主党などが推薦する無所属の新人、田中健氏(42)と同姓同名で参院議員秘書の新人、田中健氏(54)の擁立を決めている。立花氏は今月1日に静岡県庁で開いた記者会見で「全く同じ名前の人物の立候補で、票がどう割れるかテストする」と語っている

 ということで、衆院静岡4区は実験台として使用するおつもりとのことで。これ通例だと「民主主義を愚弄する」という形容節で批判されるやつだろう…。

 かなり無理。
 というか、私が講義で扱わなくとも、学生がレポートで扱うレベルに目立ち、そしてひどい。N国は若い衆には一定の知名度がある。レポートの種に利用されること、ほとんど待ったなしだ。
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