空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

中部ソマリア;ジョウハルに国連使節訪問;ベレトウェインで緊張

2008-12-19 19:14:56 | ソマリア関連
Garowe Online Somalia: UN delegation briefly visits Jowhar Dec 18, 2008

 12月18日。中部ソマリア,ジョウハル(首都モガディシュにほどちかい中Shabelle県都)を国連からの使節が訪問。国連開発計画とUNICEFとの代表団が現地イスラミスト指導部および現地援助団体関係者と個人的会見を行い,治安状況への懸念を伝える。

 県都郊外の飛行場まで出向いてお迎えするくらい,親しげな態度であるようです。国連側は同日中にはナイロビに帰還。

Garowe Online Fear of Islamist war grips central Somalia town Dec 18, 2008

 12月18日。やや北方,エチオピアとの国境に近いHiran県の要衝ベレトウェイン。ARS二派とアルシャバブとが三つ巴の戦闘を始めかねないと懸念がある模様。アルシャバブ(ついにan Islamist group with no association to the ARSとまで書かれることに…苦笑)は中央警察署及び要所の橋を確保。ARSのエリトリア派とジブチ派とはthe regional headquarters office and the district headquarters officeに陣取ったという。

 17日,ジブチ派イスラム法廷の治安指揮官の一人とその運転手が正体不明の銃撃手らに殺害されたのだそうです。木曜には現地イスラム法廷指導者Sheikh Abdirahman Ibrahim Ma'owの事務所に襲撃が。Sheikh Ma'owは襲撃者については知らないとしたうえ,これがジブチ派によるものだとの憶測を否認。尤も彼自身,ジブチ合意に不満足であるとは認める。

 Sheikh Ma'owと現地長老たちは緊張緩和につとめているという。

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