空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

なんかえらくこじれてしまったらしいセクハラ案件

2020-08-03 13:08:31 | Weblog
 いやもう、さっさとごめんなさいしておけば片付いた話なのと違うか、これ。

朝鮮日報 韓国外交部の消極姿勢にNZ政府が4回目の抗議 NZ首相、外務省報道官に続き副首相まで「韓国はセクハラ外交官を送り返せ」と圧力 2020/08/03 11:28

 そりゃセクハラ自体はダメなことだが、副首相・外相、外務省報道官、外務省と、スリーカード的に出すまでのことか? とはいえよう。だって厳重注意し、ほとぼりが冷めるまで裏方に引っ込めておけばいいじゃないか(そのセクハラの程度にもよるが)。

3年前に発生したニュージーランド勤務の韓国人外交官によるわいせつ行為・セクハラ(性的嫌がらせ)スキャンダルが韓国外交部の不誠実な対応により、ニュージーランド政府はもちろん、国内世論の反発まで買って大きな外交問題になっている

ニュージーランド首相が先月28日の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談で今回のセクハラ問題を問いただしてから四日後、ニュージーランド副首相まで出てきて再度、韓国政府に問題提起した

ニュージーランドのウインストン・ピーターズ副首相兼外相は1日(現地時間)、現地の放送番組に出演し、「ニュージーランドでセクハラ疑惑が持たれている韓国人外交官はニュージーランドに戻って(警察の)捜査を受けよ」と言った

韓国人外交官A氏は2017年末、駐ニュージーランド韓国大使館に勤務していた時、事務室やエレベーターの中で大使館職員であるニュージーランド人男性の尻・胸・股間を手でつかむなど計3回のわいせつ行為・セクハラをした疑いが持たれている

 あー、ふつう多くは「男性高官→女性スタッフ」案件だが、「男性高官→男性スタッフ」のゲイ案件だというのがちょっと目を引くかな。うんまあ、LGBT関係は微妙なんで、…流石に股間はなかなか説明が難しいにしても…こう、『高齢男性のなかにはリアルに”ケツをひっぱたく”があるんですよ』で…説明して…という案もダメだな。そこまで訓練できてないあほこのを表に出したことは突っ込まれる。

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しかし、A氏は現地警察が調査に着手する前の2018年初めに帰任した。その直後、A氏は韓国外交部の調査を受けたが、減給1カ月の懲戒処分を受けただけで、その後アジア主要国の総領事として赴任した

 懲戒処分が緩すぎ、しかもご栄転に見えるコースを通るのは、そりゃあマズいだろう。なんでやった。

ピーターズ副首相は「我々は『両国外務省の最高位級』でこの問題を提起してきた。容疑が持たれている犯罪は韓国で起こった犯罪ではなく、ニュージーランドで起こった犯罪だという事実を忘れてはならない」と言った

この翌日、ニュージーランド外務省報道官もあらためてコメントを出した。報道官は2日、メディアの質問に「昨年9月、韓国大使館で警察の証拠調べが行えるよう、韓国政府に外交官面積特権の放棄を要請したが、拒否された。決定に失望した」と答えた

 とまあ、延々数年間にわたって誠意ある対応を求め続けて、それへの応答にあまりに不満足で、遂にブチ切れて怒涛の公開コメント攻勢に出たようで…。

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ニュージーランド外務省は先月30日にも韓国政府に対して「失望している」というコメントを出した。たった五日間でニュージーランド首相と副首相、そして外務省報道官が代わるがわる文大統領や事件の責任者である康京和長官、韓国メディアに性犯罪事件を問いただしている

 どれほどアレな対応をしたのか、そっちのほうが興味あるな、うん。
 そして国内での問題にもなっている―というのは、なかなか興味深い。政権中央に近い人物で、それゆえに保護が手厚いのじゃないか?!と疑われているわけだ。
 …だから。そうまで大事なひとなら、しばらく謹慎させればいいじゃないか…。

 一応【LGBT問題】のタグはつけておく。
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