空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

メモ 2011/8/9 (増加)

2011-08-09 23:53:54 | Weblog
 肩が凝った。そろそろいろいろ限界。

読売新聞 法科大学院、初の統合…桐蔭横浜と大宮 (2011年8月9日09時56分 読売新聞)

 法科大学院初の統合。「法科大学院修了者の新司法試験合格率が低迷し、大学院の志願者が減っていることから、桐蔭横浜大学法科大学院(横浜市)と大宮法科大学院(さいたま市)が来年4月に統合することを、それぞれを運営する学校法人が8日発表した」。

新司法試験の10年の平均合格率は25・41%だったが、大宮法科大は合格率10%(合格者12人)、桐蔭横浜大は同7%(同6人)だった。両大学院とも働きながら学ぶ社会人を中心に受け入れてきたことが低迷の背景にあり、入学志願者の減少にもつながった

 スキルを身につけさらなる目標をと頑張る大人たちにも壁は厳然と厳しかったという文学的な表現を書いてみるのがお涙ちょうだい的新聞の書きようだろう。が,このページの広告が「「ひとつ上の理想」を求める大人のために。 ― 大手7社が集結したマンションサイト」でありまして…。
 …厳しいね。

読売新聞 合格2人だけ…生き残りに躍起の白鴎大法科院 (2010年9月29日 読売新聞)

9日に発表された新司法試験の結果で白鴎大法科大学院(栃木県小山市)は合格者数がふるわず、正念場を迎えている。35人の受験者中、合格者は2人で、合格率は同院史上ワースト1の5・7%で、全国の法科大学院74校中64位。合格者数も全国ワースト3という厳しい結果だ。法科大学院は今後淘汰が進む。「県民と地元企業に貢献できる法律家の育成」という同院の理念を名実ともに実現させるためにも、法律家を一人でも多く地元に定着させるための対策が求められている

野畑院長は「栃木には栃木の法律問題があり、地域に根ざした法曹を育てるためにも白鴎大は不可欠」と力を込めている

 地元の問題というのはやはりあって,地元にくっついて仕事をする先生たちは必要なのだ。
 ―ただ,地元にくっつきすぎることで視野が狭くなることはありえる。「ローカルな先生」になっちゃう恐れがある。それをどうクリアするか…。

小ネタ・ふいた 「ヅラックマwwwwこの発想は無かったwwww

Kojii.net Opinion : 脅威・リスクとの向き合い方に関する徒然 (2011/8/8)

搭載機の数や能力、そしてそれらを使いこなすノウハウの有無、護衛の艦艇まで付けてひとつの戦闘群として機能させるノウハウと実績。そういうものまでひっくるめて脅威度を判断しなければならないのに、「空母が存在する」というだけで騒いでどうするのかと

 ガワだけでなく,そのモノを動かすシステムって超大事ってのは,先日の中華新幹線の事故でも思われるところではあるまいか。なんだよ赤信号が出ないとか。

…「100% の安心 (決して "安全" であるとは限らない)」を求めたり、ヒステリックな対応、ひいては差別的対応に走ってしまうこともある。福島第一原発をめぐる一件が典型例で

 なんでも「猫400号」実験というのがあったそうで。『「専門家」の言う「安全」っていうのはそういうことだ! 400人に一人が癌になっても,必ずしも関連性は確認できない,の一言ですますんだ!』っていう不信感があるんでしょうねえ。
 で自分がその専門家になってしまったら,ええとなんだ,その,専門家ということで世間に売っていたりする人たちのアレ具合とかに疲労してしまって疲労させられてしまって大変なことに。

でも、そこでたとえば「国がなんとかしろ」といってしまえば、その原資は自分達が納付している税金なのだから、決して自腹を切っていないわけではないんだけれど (苦笑)

 薬害肝炎なりなんなり,いわゆる政治決断でいろいろ人の耳に心地よい正義がつぎつぎ進んでいるようでもありますが,その背後ではすっげえ税金が投入されてたり新たに税金が設定されたり,まあいろいろ。取りあえず,取りやすいところから取るんですかね,タバコとか。

 増加分:
@dadasiko 大野木寛  「新聞の投稿欄に給食の時間「いただきます」といわない小学校が増えている。という話が出ていた。理由は「お金を払っているのに、頂くってのはおかしい」という親からのクレームがあったからだそうな。アホか! 金銭の問題じゃなく、作ってくれた人への、何より食材となった命への感謝の言葉だろうが!」8月8日  Echofonから

 もちろん典型的な(と思われる)反論はあって(その辺の2chまとめblogの過去記事辺りにみられることだろう),『作ってくれた人ってのもお金でそれを譲り渡したんだから対価は既に得ている。さらなる感謝を受けるべき所以はない』『食材となった命というが,そのようなある種の宗教的観念を一様に生徒に押し付けるのはどうか』。

 結果,命も労働も汗も何もかも金銭に変換されるステキ世界が展開せざるを得ない破目に。論理的には超資本主義社会になるよなそれ。

 でまあ,『~宗教的観念を一様に生徒に押し付けるのはどうか』的意見は,典型的には左翼に帰せられるわけだろうが―それ故に,”日本の美風(「いただきます」の挨拶)を破壊する戦後教育=サヨク教育を打破せよ!”って主張が非常に典型的に表れることなのだろうが,

 ところで何もかも―本来は人間的営みであるべき労働もその生産物も何もかも―を金銭・貨幣でのみ価値判断する,そーゆー人間疎外状況こそ典型的に左翼が打破しようとしたはずのものであって。

 てえことは「いただきます」に抵抗する勢力というの(の一部)には左翼とは相容れない要素が入っている。

 まあその何れにせよ,何かメザメた人たちゆーのは,何らかの疎外状況に気付いて異議申し立てをし始めたってもんじゃないのかなと個人的には思う。その際,メザメた自分の気持ちを表現する分析概念をどこから入手するかで所謂左翼になり所謂右翼になり所謂シューキョーになったりするものかと大雑把に私は把握する。そうして根本的に自己の変革を生きることなく,できあいの概念を借りてきているだけだから,しばしば転向なんてことが起こり得るものでもあろうと,そんな毒をはいてみたりする今日。

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