承前,とあるところ経由で関連情報まで行きついたのでメモ:
@takemisigino 武水しぎの 「同分野の研究論文だそうです。146P~。私はまだ読んでない。http://t.co/xE0IpJz @kaztsuda @afuran RT福島民友新聞「飯舘の土壌でバリウム検出」 」(2011/8/8)
@parasite2006 nao 「なるほど、一応微生物の細胞内で低エネルギー核反応と原子核変換がおこったことをメスバウアー分光と質量分析で証明したっていう英語論文がウクライナとロシアの共同研究で出てるわけですね。J Condensed Matter Nucl Sci 4 (2011) 146-160.」(2011/8/8)
とりあえずabstructのみ見た。pdfの当該頁のみprint outしておいたが,流石に今晩はもう気力がない。福島民友新聞まで福島民報とほぼ同内容を報じたもののようで―何がどう起こっているものやら。
ただまあ,この@parasite2006 nao氏は真っ当な人のようで―
@parasite2006 nao 「@afuran 今現物を読んでいるところですが、ちょっと何か問題ありそうな論文ですね。複数の微生物を組み合わせて培養すると培養液中の放射性物質を取り込んで高い効率で原子核変換が起こったといいますが、どんな微生物をどんな割合で組み合わせたのかなど、大事な実験条件が詳しく書いてないし」(2011/8/8)
@parasite2006 nao 「@afuran 引用文献も8件中6件まで同じ著者グループの国際会議発表で、論文も1編ありますが、掲載雑誌(Infinite Energy)は常温核融合(cold fusion)がらみ。遥か昔生物物理から生化学にずれた者のやぶにらみですが、土台のしっかりした仕事とはちょっと言い難い」(2011/8/8)
―参考文献表をきちんと評価する。
つうか印刷する前に参考文献表を見てみるべきだったな。なんか薄そうだとは思ったんだが今,疲れて判断力が衰えてて…。
そんなわけで明日,ちゃんと読む手間が省けそうです。
※参考文献表は,その本体部分の論拠として使われた情報の一覧です。ですから,ここが余りにアレな論文はスカの率が高いです。
※そのことを知っているスカな人は参考文献表だけは立派にする(しようとする)傾向にあります。
※※あほの子の場合,気付かずあほなソースを突っ込んだまま出版して,その時点であほがバレることがあります。
※※※そこをクリアできても,実際のところ,その参考文献を読んでいないことが本文を読むことでバレることがあります。
※のところまでは分野外の素人さんでもそこそこ判断がつきます(感じ取れます)。今回の件の私がそうです。いくらなんでもInfinite Energyなんて雑誌名は怪しいんじゃねえかとか。
※※のレベルだと,物を知っていないと―当該分野の教養がそれなりにないと―分からない場合があります。今回の場合,※の段階で引っかかってますが。
※※※のレベルなら,読んで,内容を理解しないとダメですよね。
しかし―真に革命的な業績の場合,先行研究が事実上ない,ってことだってあり得る。その場合,外見からチェックできない。上掲の@parasite2006 nao氏は内容をチェックして,研究としての水準を問題としています。彼を信じるなら(私はまだ自分でチェックしてない),当該論文は論文としての体をなしていない模様(論理のカタにはまってないということだけなら,それなら分野外でも分かったりはする。私は自分のアタマの出来をチェックするため,上掲論文の穴探しをしてみようかとも思う)―重大な特許的な問題からデータを明らかにしないという可能性はなおもあるが。
あと,御商売の方々の常套手段として,外国人や外国語論文を引っ張ってくるというのがある。明治以来,我々は多く輸入学問でやってきたため,『先進的研究といえば外国語!』という固定観念がある模様。
なので,そこらから適当なのを引っ張ってきて,一般人にはその言葉が理解できないことを利用してうまぁいことだまくらかす,とゆーことをする(なお私の隣接分野でも最近この手の話が一件あり―とある御商売のひとが東北大の先生を興行に呼ぼうとしたが手口がバれて逃げられた模様。代わりに中国人を呼ぶんだってさ)。
先日のコメントにあった
>色々と調べていってたどり着きましたが
>光合成細菌にもこの様な現象が観測されるようです。
>ロシアの論文にもよく似た記載があります。
なんてのもその一種。まあ実はこのk氏が専門家で,私みたいな素人に教える手間を省いただけかもしれないけど。私も基本,タダで授業やる義理はない,という立場を取るし。
@takemisigino 武水しぎの 「同分野の研究論文だそうです。146P~。私はまだ読んでない。http://t.co/xE0IpJz @kaztsuda @afuran RT福島民友新聞「飯舘の土壌でバリウム検出」 」(2011/8/8)
@parasite2006 nao 「なるほど、一応微生物の細胞内で低エネルギー核反応と原子核変換がおこったことをメスバウアー分光と質量分析で証明したっていう英語論文がウクライナとロシアの共同研究で出てるわけですね。J Condensed Matter Nucl Sci 4 (2011) 146-160.」(2011/8/8)
とりあえずabstructのみ見た。pdfの当該頁のみprint outしておいたが,流石に今晩はもう気力がない。福島民友新聞まで福島民報とほぼ同内容を報じたもののようで―何がどう起こっているものやら。
ただまあ,この@parasite2006 nao氏は真っ当な人のようで―
@parasite2006 nao 「@afuran 今現物を読んでいるところですが、ちょっと何か問題ありそうな論文ですね。複数の微生物を組み合わせて培養すると培養液中の放射性物質を取り込んで高い効率で原子核変換が起こったといいますが、どんな微生物をどんな割合で組み合わせたのかなど、大事な実験条件が詳しく書いてないし」(2011/8/8)
@parasite2006 nao 「@afuran 引用文献も8件中6件まで同じ著者グループの国際会議発表で、論文も1編ありますが、掲載雑誌(Infinite Energy)は常温核融合(cold fusion)がらみ。遥か昔生物物理から生化学にずれた者のやぶにらみですが、土台のしっかりした仕事とはちょっと言い難い」(2011/8/8)
―参考文献表をきちんと評価する。
つうか印刷する前に参考文献表を見てみるべきだったな。なんか薄そうだとは思ったんだが今,疲れて判断力が衰えてて…。
そんなわけで明日,ちゃんと読む手間が省けそうです。
※参考文献表は,その本体部分の論拠として使われた情報の一覧です。ですから,ここが余りにアレな論文はスカの率が高いです。
※そのことを知っているスカな人は参考文献表だけは立派にする(しようとする)傾向にあります。
※※あほの子の場合,気付かずあほなソースを突っ込んだまま出版して,その時点であほがバレることがあります。
※※※そこをクリアできても,実際のところ,その参考文献を読んでいないことが本文を読むことでバレることがあります。
※のところまでは分野外の素人さんでもそこそこ判断がつきます(感じ取れます)。今回の件の私がそうです。いくらなんでもInfinite Energyなんて雑誌名は怪しいんじゃねえかとか。
※※のレベルだと,物を知っていないと―当該分野の教養がそれなりにないと―分からない場合があります。今回の場合,※の段階で引っかかってますが。
※※※のレベルなら,読んで,内容を理解しないとダメですよね。
しかし―真に革命的な業績の場合,先行研究が事実上ない,ってことだってあり得る。その場合,外見からチェックできない。上掲の@parasite2006 nao氏は内容をチェックして,研究としての水準を問題としています。彼を信じるなら(私はまだ自分でチェックしてない),当該論文は論文としての体をなしていない模様(論理のカタにはまってないということだけなら,それなら分野外でも分かったりはする。私は自分のアタマの出来をチェックするため,上掲論文の穴探しをしてみようかとも思う)―重大な特許的な問題からデータを明らかにしないという可能性はなおもあるが。
あと,御商売の方々の常套手段として,外国人や外国語論文を引っ張ってくるというのがある。明治以来,我々は多く輸入学問でやってきたため,『先進的研究といえば外国語!』という固定観念がある模様。
なので,そこらから適当なのを引っ張ってきて,一般人にはその言葉が理解できないことを利用してうまぁいことだまくらかす,とゆーことをする(なお私の隣接分野でも最近この手の話が一件あり―とある御商売のひとが東北大の先生を興行に呼ぼうとしたが手口がバれて逃げられた模様。代わりに中国人を呼ぶんだってさ)。
先日のコメントにあった
>色々と調べていってたどり着きましたが
>光合成細菌にもこの様な現象が観測されるようです。
>ロシアの論文にもよく似た記載があります。
なんてのもその一種。まあ実はこのk氏が専門家で,私みたいな素人に教える手間を省いただけかもしれないけど。私も基本,タダで授業やる義理はない,という立場を取るし。
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