BBC Bangladesh anti-drug operation leads to dozens of deaths 27 May 2018
首都ダッカで反麻薬キャンペーン。
「More than 70 people have been killed by security forces in Bangladesh as part of a government anti-drug operation launched this month, officials say」
取締りによる死者70名以上。
「Sheikh Hasina said the operation would equal efforts to tackle Islamist militancy in the country, which has led to the deaths of dozens of suspects in recent years during raids on militant hideouts by Bangladesh police and paramilitary forces」
イスラミスト・ミリタントとの戦いと同様に力をいれるぞ、という。
まあ、そうかな。いやそれ以上でもあるかな。
考えてみれば、イスラミスト・ミリタントとの戦いでも同数の死者は出るが、対麻薬ヤクザでは被害者は麻薬ヤクザとその周辺に偏る傾向が出るには出るだろう、と思われる。この非常事態を長く続けた場合はさておき。ともあれ差し引き、一般人の被害は少ないかもしれない。
また、その活動によって損害を被る社会的範囲を考えれば―イスラミスト・ミリタントを放置して全土が支配された場合、全人民が(まず確実に、ほぼ100%の確度で)不幸になるが、麻薬ヤクザは日常的に一般人の生活を侵食する。
しかし何にせよ
「Leading human rights groups have denounced the latest move as "illegal".」
これもごもっとも。「"These are nothing but extrajudicial killings amounting to a serious level of human rights violation. The forces have a free hand and are acting as judge, jury and executioner," he said」こういうやりようは民主主義的ではないなあ、と。
…とはいえ、こうした正論に対して、社会の危機を身近に感じた一般市民たち自身がそれなりにこうした超法規的活動を是認するだろう。この点、ファシズムへ向かう状況をリアルに観察できるような勢いで、これはこれで好ましくないのだ。
えらくやり方が荒っぽい、しかも世界あちこちでこんなんであり
あるいは「新しい冷戦期」だろうか。
首都ダッカで反麻薬キャンペーン。
「More than 70 people have been killed by security forces in Bangladesh as part of a government anti-drug operation launched this month, officials say」
取締りによる死者70名以上。
「Sheikh Hasina said the operation would equal efforts to tackle Islamist militancy in the country, which has led to the deaths of dozens of suspects in recent years during raids on militant hideouts by Bangladesh police and paramilitary forces」
イスラミスト・ミリタントとの戦いと同様に力をいれるぞ、という。
まあ、そうかな。いやそれ以上でもあるかな。
考えてみれば、イスラミスト・ミリタントとの戦いでも同数の死者は出るが、対麻薬ヤクザでは被害者は麻薬ヤクザとその周辺に偏る傾向が出るには出るだろう、と思われる。この非常事態を長く続けた場合はさておき。ともあれ差し引き、一般人の被害は少ないかもしれない。
また、その活動によって損害を被る社会的範囲を考えれば―イスラミスト・ミリタントを放置して全土が支配された場合、全人民が(まず確実に、ほぼ100%の確度で)不幸になるが、麻薬ヤクザは日常的に一般人の生活を侵食する。
しかし何にせよ
「Leading human rights groups have denounced the latest move as "illegal".」
これもごもっとも。「"These are nothing but extrajudicial killings amounting to a serious level of human rights violation. The forces have a free hand and are acting as judge, jury and executioner," he said」こういうやりようは民主主義的ではないなあ、と。
…とはいえ、こうした正論に対して、社会の危機を身近に感じた一般市民たち自身がそれなりにこうした超法規的活動を是認するだろう。この点、ファシズムへ向かう状況をリアルに観察できるような勢いで、これはこれで好ましくないのだ。
えらくやり方が荒っぽい、しかも世界あちこちでこんなんであり
省庁再々編も、国立大学改革の強化も、ブロッキングも、キーパーソンの発言をみていると、政財界(の一部)の考える「準拠国」が欧米(特に米国)から中国に移行しつつあることも背景の一つにあるのではと思ったり。AI・ビッグデータの時代には「専制」と国家レベルの情報管理が必要というような考え。
— Satoshi Narihara (@satoshinr) 2018年5月27日
おそらく、やってる方は気づいていないと思いますが、ね。ブロッキングなんかは欧州経由で中国の政策の影響を受けているようにも思いますし。良くも悪くも、世界史に『専制中国』という主役が2〜300年ぶりに帰って参りました。おかえりなさい。 https://t.co/AyRApqpnMp
— 境 真良@GLOCOM&METI(あーりん推し/芸能人スキャンダルネタ要らない) (@sakaima) 2018年5月27日
あるいは「新しい冷戦期」だろうか。
ともあれ。
おおざっぱには
1) 都市部での対応
2) 農村部での対応
と分けることができ、昨今の「対麻薬作戦」の大きな部分は1) 都市部の対応が大問題になっているかと概観できるのではなかろうか。力をつけつつある麻薬ヤクザさんたちを、そろそろ壊滅させたい。
…へたに成長されると、一部メキシコみたいになるだろうし、と。
この際の対策は解りやすくは2.1) 灌漑などインフラ整備で農民がふつーの作物をふつーに栽培できるように整備する、2.2) 交通網を整備して作物を都市部に運びやすくする(収益を楽に上げられるようにする)くらいだろうか。
あの場合はタリバン・アルカイダ政権が麻薬生産をうまくコントロールしたようで(※あたりさわりのない表現)、欧米の介入後も結局同様の現実が展開し…でえらいこと救いのない話でしたねー…。