ハウィエ氏族は対立しあう両勢力に和平を呼びかける：ソマリア

　Shabelle.netの報道から。
　首都モガディシュに勢力を持ち，今年4月の大市街戦での対政府強硬派主要勢力でもあったハウィエ氏族は，暫定政府ならびに対抗勢力に，和平協定を結ぶよう声をかけます。

　ハウィエの対外的な顔，政府に賛成はしない派閥の長たるMohamed Ahmed Diriye 氏は11日朝，Shabelleラジオに政府及び対立派閥とに，長老等を介しつつ和解するよう呼びかけ。
　Diriye氏は，彼らは両者間に和解の雰囲気を作り出そうというこの試みに非常に楽天的であると述べる。

Shabelle.net Somalia: Hawiya clan elders send peace message to the government and the opposing faction Mogadishu 11, Oct.07 (Sh.M.Network)

　なお，Diriye氏の子息は先日，暗殺されました（ハウィエ要人子息が暗殺される：ソマリア　10月3日）。他に同僚たるハウィエ族長が暗殺されてもいます。

　にもかかわらずDiriye氏は，ハウィエは和解を呼びかけます。
　怨みを捨ててこそ止むということでしょうか，この言葉は真実であると信じたいところです。