空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

Ban国連事務総長はMaliの反乱勢力との対話に悲観的である

2012-08-09 22:24:12 | Newsメモ
 国連事務総長Ban Ki-Moonは安全保障理事会にマリ北部のイスラミスト反乱勢力に対する制裁措置を取るよう勧告。

BBC Mali Islamists: UN chief Ban Ki-Moon urges sanctions 8 August 2012

 口座の凍結,移動の禁止―何しろ国際的に人権蹂躙で悪名高い相手であるし,北部Maliは現在,Banによれば,テロリストたちのsafe havenになる危機にあるのだ。

 460万もの人々に食糧・栄養の危機をもたらしてもいる。数万人が避難状態に置かれてもいる。人権侵害という点では,先日,Aguelhokなる町では婚外性交渉を行ったカップルが石打死刑になったりもしたと伝えられる(マリで石打死刑事件発生,7月末の報道)。

 彼らは数世紀を経たSufiの聖者の社を破壊しもした。

 Ecowasとしては,介入の兵力を派遣せんとする。国連安全保障理事会はまずは計画をチェックし,ここ数日で案は完成するであろうとか。

 Ecowasは,しかし,Ansar Dineと交渉の糸口をつける努力もしている(BBC Mali's Ansar Dine Islamists 'accept Burkina Faso talks' 7 August 2012)。しかしal Qaedaとの関係を断つことが交渉のための前提条件である。

 Ban事務総長はここを捉えてだろうか,意味ある対話はなお始まっていないと断じる由である。

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