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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

肌色雑感

2007-06-02 19:48:46 | 国語
 風や太陽の光や塵汚れでその肌の色は…ととある文献の訳をつくっておりました。

 ふむ,肌色? 肌の色の事だが,そりゃあ様々な状態と幅があるな。昔,なにか違和感を覚えた記憶が,なきにしもあらず。google先生にお伺いをたてる。もはやペールオレンジ,薄橙を肌色と呼ぶのは,差別的表現ともされるのか(Wikipedia 肌色)。しかしこうしたものは,言葉に乗せられる意味や感情の問題が大きいだろう。言葉狩りは賛成しない。なってしまったものは仕方ない,かもしれないけれど。

 何れにせよ,多様な「肌色」の存在を理由に,「肌色」をペールオレンジから解放したことは,公平で平等の意識にあふれた,なんとも中立的な言葉遣いかとおもわれたことです。極めて先進的で理性的な表現…かもしれませんが寧ろかえってわかりにくい。
 …黄色人種が圧倒的多数の地域で「肌色」がペールオレンジを指すのは全く問題ない使用法だとおもいますが。どうしたって肌の色が多様になるのは,一家族内ですら自然な事でしょう。それはその人の人生を反映しているんですから。

 この種のことを問題にする種族の常套句は「こんな○○をつかうのはにほんだけで,さべつてきでこくさいてきにみて」ああ台詞を捏造するのにくたびれたのでこれまでとして。けれどこういう言葉を言おうとする人は,日本しか知らないから,だから「日本では」になるんじゃないかなと思うこの頃であったりします。或いはちらっと英語をかすってみたりしたからとか。

 ともあれ。「肌色」について,英語を参照してためになることが書いてある頁(肌色 ~flesh color~)を発見したので,その親頁(英語教師の基礎知識)とともにメモ。
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