僕はサヨクだサヨクだ言ってるけど、ここでいうサヨクとは労働者が報われるべきというサヨクであって、スピリチュアルなオカルトを支持するものではないし、化学調味料や農薬を否定するものではないし、憲法9条を振りかざせば銃弾から守られるとかいう話を信じてるわけでもない。
— 後藤寿庵 (@juangotoh) 2018年11月15日
まあ、私もこの立場に近い。というか基本方針は一致する。
何度も言ってるが、サヨクの総本山たるソ連は原発と核兵器で武装した工業国家だったぜ。サヨクだからと反文明主義の自然回帰論者だとは限らない。
— 後藤寿庵 (@juangotoh) 2018年11月15日
岩手の田舎で育ったサヨクなめんな。僕の理想は鉄腕アトムの、高層ビルの間をチューブハイウェイでつながる未来世界だ。
— 後藤寿庵 (@juangotoh) 2018年11月15日
残念ながら後藤寿庵先生、特にネット、さらに特にはtwitter islandでは、カタカナの「サヨク」は―
オカルトやスピリチュアルに侵されていないのなら「サヨク」ではなく「左翼」ではないかと思います。
— 囚人番号6改メ白い幽霊団 (@F4EJ2Phantom) 2018年11月15日
それは「サヨク」でなくて、まっとうな「左翼」だと思います。
— ashen@夏コミコミトレお疲れ様でした。 (@Dol_Paula) 2018年11月16日
―とまあ、「ネトウヨ」の対概念として練り上げられた感があり、オールドタイプの左翼とはいささか異なる概念になってしまったようなのだ。よりtwitter island的には「パヨク」があるが、これは侮蔑・揶揄の意味合いが強すぎ、かつ言われた当人たちも納得しない。そこで伝統的な左翼の字を、わざわざカタカナにして、”旧来の「まっとうな「左翼」」とは違うんだが、発音だけは同じだから、口にしたらわからんだろ。こうやって文字で書くと明らかだけど”というお遊びをしたものだろう。
ということで、「サヨク」は、非科学的で、エヴィデンスに基づかず、皮膚感覚的であり、片言隻句程度の左派イデオロギー用語を用いる程度にはイデオロギー的だが、背景に体系的な思考を維持できない―という属性を多分に持つ者たち、ということで使用されているものと思われる。
もっと勉強したほうがいいよ? 昔の左翼は、勉強だけは相当していたってことで一目置かれたりしたんだから。赤旗の見出しを見るくらいとか、付け焼刃でいまどきの朝日の書評をみて知識人ぶるのは、よそうね?
この点、後藤寿庵先生のような人は、「筋金入り」と評されるだろう。科学のパワーで人民の生活を平等に便利に仕立て上げるのだ、という強力な―それこそ、ソ連が理想としたような―未来を志向する。
他方、「ウヨク」も存在する。これは「サヨク」を、丁度、表面的主張の様相を見かけ上、左右逆転させた類であり、これには「ネトウヨ」という用語があてはまる。これは「パヨク」あたりの対義語といえ、双方、twitter islandの住人、と言った感じに特徴付けることが可能なあたり、本気で「あんたら双子か」といったあたりである。
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