キプロスで,海軍基地の廃用弾薬集積所が爆発。12名死亡,30名ほどが負傷―
BBC Cyprus: Zygi naval base munitions blast kills 12 11 July 2011
死者のうち2名は海兵さん。陸軍さん2名および消防士5名も死者の列。
どうも周辺の低木地帯の火災が延焼したもののようで,事件性―それ自体が事件だが―はない模様。ただ不幸なことに,近くにあったこの島最大の発電所がノックアウトされてしまい,広範囲の停電が起こった模様。
発火した弾薬は,2009年に捕獲された,イランからの輸出品。国連決議違反とのことで,没収しておいておいたもののよう。なんでも98個ものコンテナがあったとか。
BBC In Picures: Massive Cyprus blast
…うん,これはダメだ。大統領がbiblical proportionと表現したようだが,そのレベルですね。人口もあまりないところで,9名もの兵・消防士が失われたのも痛い損失かと思います…。
BBC Cyprus searches 'Gaza arms' ship 3 February 2009
イランからガザ(正確にはハマス)への輸出品だったそうで。船の名前は,キプロス船籍のMonchegorsk。
BBC Cyprus unloads 'Gaza arms' ship 13 February 2009
イラン当局は「武器とか輸出なんかしてませんよ?」と言う程度のことで,キプロス当局は当局で曖昧な物言いをするようですが―
―今回の爆発を思ってみても,荷物の中身は「兵器」ではなく,「弾薬」方向に振れていたんだろうなあと思われることですね。防衛相曰く”There are no weapons. There is material that could be used in the manufacture of munitions”,この言葉の通りなのでしょうねえ。
MiamiHerald(Cypriot defense min resigns after blast kills 12 Monday, 07.11.11)はばっちりgunpowderと言ってますね。
某魔王が言及していたが:
@MATSUDA_MIYUKI
松田美由紀 「もっと女性の議員さん増えてくれないかな?やっぱ女性ってのは「愛をつくる人」だから。政治の世界にもっともっと女性が増えてくれたら、核兵器をつくろう、戦争しようなんて起こらないんじゃないかな?え?私?私はムリ。」(2011/7/11)
ひどい差別発言を聞いた(苦笑)
まああれだ,もしかしたらウルリケ・マインホフだって周りに女性がたくさんいたら…いたら…
……うんまあその,なんだ。
「国会議員 女性 過半数 アフリカ」でgoogle先生にお伺いを立てたところ(つまり国会議員総数の過半数を超えていた国がアフリカにあったなあというおぼろげな記憶があったからだが)―
社会実情データ図録 国会議席数の男女比率(国際比較),2011年1月
―段階のデータが引っかかった。まあ裏取りは面倒なので省略するが…ルワンダが過半数か。…申し訳ないが,あんまり嬉しい数字ではないなあ…。スウェーデンの45%はなかなかいい数字だ。ところで
時事ドットコム リビア動乱 写真特集
「2011年4月2日、スウェーデンの空軍基地を飛び立つ同国のJAS39グリペン戦闘機。スウェーデン議会は4月1日、リビア空爆作戦を行う多国籍軍に空軍機10機を参加させることを承認した。スウェーデン空軍の海外派兵は48年ぶり」
ああっグリペン様っ!
まあその,地上攻撃には参加しないとのこと(4/1段階)。ですので,血の気の多い連中をあと6%ほど押し込めれば,そもそもスウェーデン議会は派兵を決議しなかったかもしれません,ってのは無理筋だな,常識的に考えて。
そんなわけで,『女性がたくさん政治家になればその国は平和国家になるのよ!』的な主張のひとは,ルワンダを礼賛するとよいのです(この点で,『でも女性指導者は割と戦争おっぱじめてますが』というのは反論になりきらない。だって,男社会のなかで男みたいにならざるを得なくなった哀れな男モドキ女だという異議申し立てがありえるから―彼女の平和的本性を破壊したのは周りの男たちだと責任転嫁ができるから)。たぶんルワンダは,核兵器を作ろうとか戦争しようとか思ってないと思います。…が,しっかり隣国に兵を展開して「反政府ゲリラ」と戦ったりするしなあ…。
BBC Cyprus: Zygi naval base munitions blast kills 12 11 July 2011
死者のうち2名は海兵さん。陸軍さん2名および消防士5名も死者の列。
どうも周辺の低木地帯の火災が延焼したもののようで,事件性―それ自体が事件だが―はない模様。ただ不幸なことに,近くにあったこの島最大の発電所がノックアウトされてしまい,広範囲の停電が起こった模様。
発火した弾薬は,2009年に捕獲された,イランからの輸出品。国連決議違反とのことで,没収しておいておいたもののよう。なんでも98個ものコンテナがあったとか。
BBC In Picures: Massive Cyprus blast
…うん,これはダメだ。大統領がbiblical proportionと表現したようだが,そのレベルですね。人口もあまりないところで,9名もの兵・消防士が失われたのも痛い損失かと思います…。
BBC Cyprus searches 'Gaza arms' ship 3 February 2009
イランからガザ(正確にはハマス)への輸出品だったそうで。船の名前は,キプロス船籍のMonchegorsk。
BBC Cyprus unloads 'Gaza arms' ship 13 February 2009
イラン当局は「武器とか輸出なんかしてませんよ?」と言う程度のことで,キプロス当局は当局で曖昧な物言いをするようですが―
―今回の爆発を思ってみても,荷物の中身は「兵器」ではなく,「弾薬」方向に振れていたんだろうなあと思われることですね。防衛相曰く”There are no weapons. There is material that could be used in the manufacture of munitions”,この言葉の通りなのでしょうねえ。
MiamiHerald(Cypriot defense min resigns after blast kills 12 Monday, 07.11.11)はばっちりgunpowderと言ってますね。
某魔王が言及していたが:
@MATSUDA_MIYUKI
松田美由紀 「もっと女性の議員さん増えてくれないかな?やっぱ女性ってのは「愛をつくる人」だから。政治の世界にもっともっと女性が増えてくれたら、核兵器をつくろう、戦争しようなんて起こらないんじゃないかな?え?私?私はムリ。」(2011/7/11)
ひどい差別発言を聞いた(苦笑)
まああれだ,もしかしたらウルリケ・マインホフだって周りに女性がたくさんいたら…いたら…
……うんまあその,なんだ。
「国会議員 女性 過半数 アフリカ」でgoogle先生にお伺いを立てたところ(つまり国会議員総数の過半数を超えていた国がアフリカにあったなあというおぼろげな記憶があったからだが)―
社会実情データ図録 国会議席数の男女比率(国際比較),2011年1月
―段階のデータが引っかかった。まあ裏取りは面倒なので省略するが…ルワンダが過半数か。…申し訳ないが,あんまり嬉しい数字ではないなあ…。スウェーデンの45%はなかなかいい数字だ。ところで
時事ドットコム リビア動乱 写真特集
「2011年4月2日、スウェーデンの空軍基地を飛び立つ同国のJAS39グリペン戦闘機。スウェーデン議会は4月1日、リビア空爆作戦を行う多国籍軍に空軍機10機を参加させることを承認した。スウェーデン空軍の海外派兵は48年ぶり」
ああっグリペン様っ!
まあその,地上攻撃には参加しないとのこと(4/1段階)。ですので,血の気の多い連中をあと6%ほど押し込めれば,そもそもスウェーデン議会は派兵を決議しなかったかもしれません,ってのは無理筋だな,常識的に考えて。
そんなわけで,『女性がたくさん政治家になればその国は平和国家になるのよ!』的な主張のひとは,ルワンダを礼賛するとよいのです(この点で,『でも女性指導者は割と戦争おっぱじめてますが』というのは反論になりきらない。だって,男社会のなかで男みたいにならざるを得なくなった哀れな男モドキ女だという異議申し立てがありえるから―彼女の平和的本性を破壊したのは周りの男たちだと責任転嫁ができるから)。たぶんルワンダは,核兵器を作ろうとか戦争しようとか思ってないと思います。…が,しっかり隣国に兵を展開して「反政府ゲリラ」と戦ったりするしなあ…。
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