メキシコ：検事総長辞任

　メキシコの検事総長Arturo Chavez氏，辞任。理由は「切迫した個人的事情urgent personal reasons」。Felipe Calderon大統領も確認。

BBC　Mexico: Attorney General Arturo Chavez resigns 31 March 2011

　大統領はChavez氏を称賛していわく，「彼の仕事はメキシコの，法の支配を確立し治安を保障する努力の基礎であった」。

　後任はMarisela Morales氏。これはメキシコ初の女性検事総長となる。その任務は，大統領によれば「検事総長職の戦略的役割―特に組織的犯罪に対する―を強化する」ことにある。41歳の彼女は，米国にa bravery awardを受けた人物。

　さてこのArturo Chavez氏の辞任は，Wikileaksの情報リークの3週間後であったという―米国外交筋が，彼の2009年の任命を「全く予期されず，また不可解なもの」と評したという情報の。Chihuahua州でのmishandlingがその理由である模様。

　何にせよ，現大統領の指導下，2006年以来検事総長の辞任は二度目ということで―不自然な辞任の状況は，やはり難であろう。

CNN Mexican president nominates Marisela Morales as attorney general March 31, 2011 10:00 p.m. EDT

　こちらはMarisela Morales氏の着任に焦点が合わされている。折しもこの3月はじめ，クリントン国務長官とオバマ夫人が彼女に2011 International Women of Courage Awardを授与したということがまず先にたつ。米国当局としては，待望の人選だったということだろうか。